2005年度 札幌向山型国語研究会例会記録


2005.12.10

雪の中、例会ありがとうございました。
千葉先生の講座
とってもおもしろかったです。
前回T上先生がやったところを千葉流で料理したという感じでした。
以前、向山先生が出版社に問いあわせたエピソードを思い起こさせました。
参加された皆様
感想をどうぞ流してくださいね。
 
 
■参加者 9名(敬称略)
 
 荒井,宮崎、塩谷、廣谷、本川、仲條、松村
 事務局…佐藤真史、講師…千葉幹雄
 
■内容
 
 1.伴先生のビデオからの読み取り。
 
 2.模擬授業
 
 (1)塩谷、「漢字文化」(北海道セミナーでの授業です)
 (2)廣谷、「一から五までの漢字」
 (3)佐藤真史、「楽しい百人一首」
 
 3.千葉先生講座「アーチ橋の仕組み」


 

2005.11.12

■参加者 7名(敬称略)

 荒井,赤塚,塩谷,仙北谷
 事務局…佐藤真史,田上  講師…千葉幹雄
 
■内容

 1.千葉先生講座第1部 「手」(山村暮鳥)

  *北見で行われた大森アカデミーでの模擬授業にあった中3の教材です。
    難解な教材ですが,千葉先生の発問でおぼろげながら内容がわかりました。

 2.模擬授業

 (1)田上大輔   「日本文化と日本語」
 (2)荒井紀之   「よく見て書く」
 (3)塩谷直大   「おかあさん」

 3.千葉先生講座第2部 「母グマ子グマ」(椋鳩十)

  *向山先生の実物資料集からの講座です。
    月刊「札幌向山型国語研究会」12月号でテープおこしをする予定です。


2005.9.22

 9月23日に,大森先生を講師にお招きし,「第2回特別支援教育公開セミナー」が行なわれました。
 その前日,来道された秋田の石川真悦先生をお招きし,4サークル(札向国,札幌リラ,北海道0の会,特別支援サークル白銀)合同の特別例会を行ないました。
 石川先生,ありがとうございました。

■会場:札幌市北区民センター

■参加者:20名(敬称略)

 佐久間,中嶋,宮崎,島野,七ッ役,在田,佐藤(裕),佐々木(智),近藤,仲條,吉田,齊藤,荒井,野呂,松尾,黒田,佐藤(真),田上
 講師・・・千葉幹雄,石川真悦

■内容(模擬授業)

 (1)近藤理美   「あまりのあるわり算」(3年算数)
 (2)仲條正輝   「ないないづくし」(養護学校国語)
 (3)佐藤真史   「はたはたのうた」(3年国語)
 (4)吉田一成   「5のだんの九九」(2年算数)
 (5)齊藤振一郎  「土方歳三と函館戦争」(6年社会)
 (6)荒井紀之   「くぎりあそび」(2年国語)
 (7)野呂篤志   「あるけあるけ」(1年国語)
 (8)松尾裕基   「きつねのおきゃくさま」(2年国語)
 (9)黒田冨紗子  「あかねこ漢字スキル」(1年国語)

 参加者の感想です。


 特別例会に参加させていただきありがとうございました。

 石川真悦先生のコメントはとても具体的でわかりやすかったです。
 厳しいけれどあたたかい…TOSSで勉強していて教えて頂くたびにいつもいつも思います。
 こういうとき、こういう風にするのだということがよくわかりました。
 わかったつもりとできるは全然ちがいますけれど…。
 聞いていてどれもすとんと納得しました。

・ことばをけずる
・ひとめでわかる
・ツーウェイである
・全ての行為に意味がある
・それがいいのかどうか検証する
・非言語性メッセージ
・他の子にはわからないように
・説明せず、作業させてわからせる

 授業を考えるときのキーワードのようにひびいた石川先生の言葉です。

 もう一つ印象的だったのはサイトの必然性について。
 サイトは作らなければならないもの…と思いこんでいましたが、違うんだなあと。

 それにしてもやっぱり模擬授業すればよかったなあ。
 これで2回目です、こんなふうに後悔するのは。
 恥をかいてもやって落ち込む方が、やらずに悔やむよりましですね。

 特別例会に参加させていただきました。ありがとうございました。

 何をやろうか,ぎりぎりまで考えて,年休を取る1時間前に形ができました。
 あわてて指導案を印刷して,紋を印刷して,昼休みは子どもとも遊ばず折り紙を型紙にあわせて折りました。
 でも,まだ,足りなくて,会場に着いてからも折り続けました。
 そうしたら,授業に参加していないのを真悦先生に見られて,近藤先生に対して
「手を挙げていなかったのを確認してなかったでしょ」
の発言となりました。
 やばやば状態での参加でした。
 で,準備はしたのですが,今回は,時間がなさそうだったので授業をしませんでした。でも,やっぱりやらせてもらえばよかったです。
 ちょっと後悔。残念でした。

 流れはこんな感じでした。
 (略)

特別例会では,よく言われている,

「ことばをけずる」
「ひとめでわかるようにする」
「ツーウェイである」

というようなことを,真悦先生は代案を示されながら教えてくださいました。
大変に具体的で,わかりやすく勉強になりました。
やっていない子,できない子には,こうやって関わればいいんだ,とたくさんの発見がありました。

 討論をさせるときの,教師の立ち位置について等,来週から早速実践していきます。

 ありがとうございました。


皆様、先日はお疲れ様でした。

 いつも何気なくやっている「あかねこスキル」ですがちょっと原点に立ち戻ってみようと思い模擬授業をした次第です。

 せっかくのよいものも、ユースウエアから外れては効果も半減だなあと実感する、よい機会となりました。我流を指摘されたこと、始筆・終筆をはっきりとということは、やはりやってみなければ得られないことでした。
密室での自己満足で終わっていてはいけないなあと感じました。
また、勉強させてください。

 今日、早速「空」をやりました。


 特別例会後は,石川先生を囲んで前夜祭を開催。
 途中,TOSS/HUMANの平間先生,末永先生も合流され,楽しい会となりました。

 石川先生をお招きするのは今年で3年連続となります。
 一昨年は,2日日程での特別例会。「やまなしの模擬授業」「分析批評の授業づくり講座」「漢字スキルの指導法」などなど衝撃的な講座の連続でした。また,この時驚いたのは目線です。向山先生の講座を受けている時のように「見てもらっている!」といつも感じました。
 昨年と今年は特別支援セミナー前日の特別例会です。上記感想にもありますが,多数の模擬授業に対して的確にアドバイスし,瞬時に代案を示される姿に圧倒されました。

 石川先生は, TOSS向山型「分析批評」初心者MLの管理人をされています。
 私も加入していますが,この「初心者ML」で,分析批評はもちろんのこと,国語の授業全般について,日記指導の大切さ,放課後の孤独な作業の必要性,目線など教師として大切なことをたくさん学びました。
 「インターネットランドNo,7360008」より加入申込みができますので,皆様もぜひご加入ください。

2005.9.17

■参加者 11名(敬称略)

 荒井,在田,松村,廣谷,佐久間,本川,宮崎,島野
 事務局…佐藤真史,田上  講師…千葉幹雄
 
■内容

 1.課題模擬授業 「故郷」
   *千葉先生ご到着までの間,急遽行ないました。
     真史先生,松村先生,宮崎先生,廣谷先生,在田先生,本川先生が短い教材研究の時間で挑戦されました。

 2.模擬授業

 (1)佐藤真史   「はたはたのうた」
 (2)宮崎道久   「『しかし』と『だから』」
 (3)在田裕子   「希望」
 (4)田上大輔   「ちるさくら海あをければ海へちる」
 (5)廣谷浩子   「くじらをぐも」
 (6)佐久間みのり 「反対の意味の言葉」
 (7)松村雪子   「おむすびころりん」(話す・聞くスキル)

 3.千葉先生講座

  「ほととぎす大竹藪をもる月夜」(松尾芭蕉)
 
  千葉先生の発問で,最初は見えなかった句の情景がパーッと浮かび上がってきました。
  来月号からの「月刊札幌向山型国語研究会」の冊子にて,毎月の千葉先生の講座のテープおこしを連載いたします。
  http://www.d2.dion.ne.jp/~meitoku/sassi2005-8.html

 オマケ

  千葉先生のお持ちになっていた本を見せていただきました。
 
  「古今集の世界へ―空に立つ波」 竹西 寛子
  「俳句鑑賞歳時記」 山本 健吉
  「名俳句一〇〇〇」 佐川 和夫
  「俳句の世界―発生から現代まで」  小西 甚一
  「俳句はかく解しかく味う」 高浜 虚子

 2005.8.11

■参加者 23名(敬称略)

 荒井,在田,七ッ役,遠藤,松村,泉井,伊倉,黒田,仙北谷,杉本。
 仲條,廣谷,橋爪,梅岡,太田(千),近藤,塩谷…7名は初参加です!
 事務局…佐藤真史,佐々木,田上  講師…千葉幹雄
 スペシャル講師…水野正司先生
 読売新聞北海道支社の丸山記者 

■内容

 1.水野正司先生のスペシャル講座

 2.模擬授業

 (1)杉本任士  「美しい水車小屋の娘」
 (2)佐藤真史  「日本のユーモア」
 (3)佐藤真史  「キリン」
 (4)仙北谷彩  「未確認飛行物体」
 (5)七ッ役範子 「おおきなかぶ」
 (6)在田裕子  「りんご」

 3.課題模擬授業「赤とんぼ」

  挑戦者…田上,塩谷,泉井,佐々木
  *千葉先生からの解説

 2005.4.2

■参加者 12名(敬称略)

 荒井,在田,仙北谷,松村,伊藤,七ッ役,松尾,赤塚,伊倉。
 事務局…佐藤真史,田上  講師…千葉幹雄

■内容

 1.模擬授業

 (1)田上大輔  「へ」と「に」
 (2)伊藤悦子  「朝顔は朝露負ひて咲くといへど夕影こそ咲きまさりけれ」
 (3)松尾裕基  「音読指導」
 (4)在田裕子  「創造」
 (5)松村雪子  「かく」

 2.千葉幹雄先生講座

 (1)見わたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける(古今和歌集・素性法師)
 (2)説明文『ありの行列』(光村3年)
 (3)み吉野の吉野の山の春がすみ立つを見る見るなほ雪ぞふる(紀貫之)

2005.5.27

■TOSS札幌向山型国語研究会

 2005年5月27日(金) 19:00〜21:00
 ホテルライフォート

■参加者 17名(敬称略)

 荒井,在田,七ッ役,黒田,赤塚,伊倉,奥田,柳沢,荒谷,本川,遠藤,伊藤
 事務局…佐藤真史,太田,田上,千葉幹雄, 講師…椿原正和先生
 
■内容

 1.模擬授業

 (1)荒谷卓朗  「回文」

   【椿原先生のコメントからの学び】
   安易に文字数を増やさない。
   3文字から5文字へ行くためにもっとしなければならないことがある。
   3文字のところで変化のある繰り返して原理を理解させていく。

 (2)在田裕子  「赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり」

   【椿原先生のコメントからの学び】
   俳句を授業する時に大事なのは助詞をどう検討させるか。
   この句では「も」が大事。

 (3)荒井紀之  「すみれとあり」

   【椿原先生のコメントからの学び】
   問いの文が「どうして,こんなばしょにさいているのでしょう。」と「どうして,こんなばしょにもさいているのでしょう。」では答えが変わってくる。
   
 (4)赤塚邦彦  「花を見つける手がかり」

   【椿原先生のコメントからの学び】
   気になったところを次々授業しはじめると本筋が何か見えなくなる。
   大きな柱を教師が押さえなければならない。
   問いと答えだけでいくらでも授業を深められる。

 (5)佐藤真史  「江戸のなぞなぞ」

   【椿原先生のコメントからの学び】
   作業させる,思考させる場面がないと「あー」「あー」だけで終わってしまう。

 (6)田上大輔  「『へ』と『に』」

   【椿原先生のコメントからの学び】
   言葉を文化として捉えるという視点が必要。
   社会のシステム,動きに応じて言葉も変わってくる。
   
 2.Q&A

  椿原先生に,国語はもちろんのこと,学級経営のことなど研究会員の様々な質問に答えていただきました。

 この翌日,椿原先生を講師に第2回札幌向山型国語研究会公開セミナーを開催したのですが,運動会と重なりセミナーに参加できない研究会員が多数いたため,椿原先生のご好意で特別例会を行ないました。
 ありがとうございました。

 

 2005.7.2

■TOSS札幌向山型国語研究会

 2005年7月2日(土) 10:00〜12:00
 札幌市北区民センター

■参加者 11名(敬称略)

 荒井,在田,七ッ役,宮崎,石居(年),本川,遠藤
 事務局…佐藤真史,佐々木,田上  講師…千葉幹雄
 
■内容

 1.模擬授業

 (1)宮崎道久  「あかねこ漢字スキル」最初の指導

  記念すべき初模擬授業でした。
  全体的に最初の指導といえども丁寧すぎる部分もありましたが,佐藤真史先生がわざと鉛筆を持って指書きしているところをさりげなく注意するなど初めての模擬授業とは思えませんでした。

 (2)宮崎道久  「かがやき」

  視写&暗唱の授業でした。
  教師相手だったので何とかできていた部分もありましたが,教室では混乱するであろう点がいくつもありました。
  暗唱させる部分についても向山先生のやり方とは違う部分がありました。

 (3)在田裕子  「赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり」

  椿原先生をお招きしての特別例会で授業された教材に,再度挑戦しました。
  前回よりははるかにスッキリした流れになりました。
  いくつか俳句の授業で良くある発問をされましたが,その発問によって気付かせたい事が同じになったため効果的ではありませんでした。
  千葉先生のコメントが勉強になりました。

 (4)田上大輔  「助詞・助動詞からみた日本語の変化〜『へ』と『に』」

  何度も授業したテーマですが,C表ライセンスに向けて組み立てを変えました。
  5分に収めようと説明が多くなったり,サイトの情報量が多すぎて後半部分が消化不良になってしまいました。
  
 2.千葉幹雄先生講座

 (1)分析批評に関する原稿の解説
 (2)分析批評への道

  今回は,分析批評に関するお話を存分にしてくださいました。
  (1)については,皆様もどこかでその原稿をお読みになるかと思います。
  いくつの事件に分けたらいいのか,起承転結をどう分けたらいいのか,やってみたけど自信がないときにどうしたらいいのかということについて明快にお答えいただきました。
  (2)については,分析批評のイロハのイから,私たち初心者にもわかりやすいように,向山先生のお話を交えながらお話いただきました。

 

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