1文目を提示し、2文目を自由に書かせる向山実践の追試です。シンプルですが、教室が必ず盛り上がります。3年生での実践です。
次の文を黒板に書く。
A 私は教室の窓から外をながめていました。
B
「ノートにうつしなさい。」
8割の子が写し終わったのを確認して、全員に読ませる。
Bに続きの1文を書きます。例えば、「いい天気でした。」などとです。
ノートに1つできたら持ってきなさい。
シーンとなって、子ども達が書き始めた。
勉強の得意な子も苦手な子も続々ノートを持ってくる。
どんどん黒板に書かせる。
今まで悩んでいた子も、黒板を参考に書き始める。
一つ○をもらった人は、いくつも考えてごらん。
普通の文ばかりだったのが、少しずつ面白い文、ユニークな文、味のある文が出てくる。
他の子に聞こえるように、多いに誉める。
黒板がいっぱいになったところでストップ。
右から順番に、黒板に書いたのを読んでもらいます。先生がAを読みますから、続けてBを読んで下さい。
リズム・テンポをよくするため「笑点」の円楽師匠と回答者のように私と子どもとの掛け合いで読ませた。
最後に子どもの投票で、「今日の金賞」を選んだ。
わずか15分間の時間だったが、大変盛り上がった。
最後に向山学級の作品
私は教室の窓から外をながめていました。
それは好きな人がいたからでした。
私は教室の窓から外をながめていました。
すごい夕焼けだと思ったら、ぼくの家が燃えてました。
私は教室の窓から外をながめていました。
ずーっと、死ぬまでながめていました。
を紹介し、授業を終えた。
授業後、次回作を考え始めている子もいた。
私は教室の窓から外をながめていました。
小鳥が飛んでいました。
私は教室の窓から外をながめていました。
ちょっとまぶしかったな。
私は教室の窓から外をながめていました。
あっ!太陽だ。
私は教室の窓から外をながめていました。
外の空気はとても気持ちが落ち着きました。
私は教室の窓から外をながめていました。
そしたら、川にかもがいました。
私は教室の窓から外をながめていました。
すると、お母さんがご飯だよといいました。
私は教室の窓から外をながめていました。
外を見ているとねむってしまいました。
私は教室の窓から外をながめていました。
窓の外の山からモスラがでてきた。
私は教室の窓から外をながめていました。
樽前山が噴火した!(金賞作品)