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 教室が必ず盛り上がる・2文目を書かせる授業

TOSSシグナス田上大輔
向山洋一『授業の腕をみがく』(明治図書)P163の追試
作成日:2002年3月8日

1文目を提示し、2文目を自由に書かせる向山実践の追試です。シンプルですが、教室が必ず盛り上がります。3年生での実践です。

 次の文を黒板に書く。

 A 私は教室の窓から外をながめていました。

 B

「ノートにうつしなさい。」

8割の子が写し終わったのを確認して、全員に読ませる。

Bに続きの1文を書きます。例えば、「いい天気でした。」などとです。

ノートに1つできたら持ってきなさい。

 シーンとなって、子ども達が書き始めた。

 勉強の得意な子も苦手な子も続々ノートを持ってくる。

 どんどん黒板に書かせる。

 今まで悩んでいた子も、黒板を参考に書き始める。

一つ○をもらった人は、いくつも考えてごらん。

 普通の文ばかりだったのが、少しずつ面白い文、ユニークな文、味のある文が出てくる。

 他の子に聞こえるように、多いに誉める。

 黒板がいっぱいになったところでストップ。

右から順番に、黒板に書いたのを読んでもらいます。先生がAを読みますから、続けてBを読んで下さい。

 リズム・テンポをよくするため「笑点」の円楽師匠と回答者のように私と子どもとの掛け合いで読ませた。

 最後に子どもの投票で、「今日の金賞」を選んだ。

 わずか15分間の時間だったが、大変盛り上がった。

 最後に向山学級の作品

私は教室の窓から外をながめていました。
それは好きな人がいたからでした。

私は教室の窓から外をながめていました。
すごい夕焼けだと思ったら、ぼくの家が燃えてました。

私は教室の窓から外をながめていました。
ずーっと、死ぬまでながめていました。

 を紹介し、授業を終えた。

 授業後、次回作を考え始めている子もいた。

子どもの作品紹介

私は教室の窓から外をながめていました。
小鳥が飛んでいました。

私は教室の窓から外をながめていました。
ちょっとまぶしかったな。

私は教室の窓から外をながめていました。
あっ!太陽だ。

私は教室の窓から外をながめていました。
外の空気はとても気持ちが落ち着きました。

私は教室の窓から外をながめていました。
そしたら、川にかもがいました。

私は教室の窓から外をながめていました。
すると、お母さんがご飯だよといいました。

私は教室の窓から外をながめていました。
外を見ているとねむってしまいました。

私は教室の窓から外をながめていました。
窓の外の山からモスラがでてきた。

私は教室の窓から外をながめていました。
樽前山が噴火した!(金賞作品)

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