教室が爆笑の渦につつまれる「品詞」についての授業です。5年国語(教育出版下)のP28〜P29「言葉の種類」のまとめで行いました。
前時までに,それぞれ「名詞」「動詞」「様子を表す言葉」(形容詞など)の学習を終えていた。最後のまとめとして以下のような授業を行う。
まず,B6程の紙を1枚ずつ配る。
指示1 今配った紙に「名詞」を1つ書きなさい。
1〜2分時間をとり,書かせた後に回収する。
再度,B6程の紙を1枚ずつ配る。
指示2 「動詞」を1つ書きなさい。
1〜2分時間をとり,書かせた後に回収する。
再度,B6程の紙を1枚ずつ配る。
指示3 「様子を表す言葉」を1つ書きなさい。
1〜2分時間をとり,書かせた後に回収する。
これからみなさんの書いた「名詞」「動詞」「様子を表す言葉」を組み合わせて文を作ります。「様子を表す言葉」→「名詞」→「動詞」の順に先生が言っていきます。では,テンをきりますね。
あとは適当な「助詞」を教師が付け足し,順番通り教師が読んでいくだけ。思いもよらぬ組み合わせに,教室が爆笑の渦につつまれる。
できた文をいくつか紹介する。
小さい アフガニスタンが 勝つーーーう
まぎれこんだ ロベルト・カルロスが 泣く
かなしい 犬が つぶれる
きけんな イチローが おこる
すごい 日本が つぶれる
名詞と動詞の間で適度な「間」を開けたり,途中途中でできた文に「ツッコミ」を入れながら読んでいくと更に盛り上がる。
最後の最後にすごい文になってしまった。
マッチョな 田上先生が 不倫した
いい「オチ」ができた…。
楽しみながら,クラスの人数分の「名詞」「動詞」「様子を表す言葉」を組み合わせてできた文にふれ,それぞれの品詞の使い方を再確認できた授業だった。
*万が一,子どもを傷つけるような表現になってしまいそうな場合は,教師の方で違う紙と取り替えたりなどの配慮が必要だ。