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大人気!体育館でもできるラインサッカー

TOSSシグナス  田上 大輔

 

天気が悪いときでも体育館ででき、運動量もある子どもに人気のラインサッカーです。

 寒くなってきたとき、雨など天気が悪いときに体育館でラインサッカーをする場合がある。しかし、体育館の中では、大きさにもよるが2面しかコートが取れない、コートの広さが狭くなる、試合のない子の待ち時間が多くなるという問題点がある。
 また、ラインサッカーをしていると、得意な子だけが活躍し、運動の苦手な子はただ立っているだけになりがちである。
 このような問題点を解決するためには、いくつかの工夫が必要になる。

【準備するもの】
@ゴール用のコーン(高さの分かるハードルがいいのだが、保管場所が遠いためコーンで代用)
Aボール(フットサル用のボールだと、はねないのでいい)

*私の学年では、2クラス合同の体育で、ボール系の運動では男女別に行っている
 (本当は、男女一緒がいいのだが…)。
*1チームの人数は8人で行っている。

1.試合がなく待っている子どもがラインになる
 体育館なので、4つのラインのうち3つは壁である(壁にボールが当たってもそのまま続ける。ゲームが途切れずに続くからである。)。残りの1つのラインに、試合がなくて待っている子どもを配置する。(図1)
 ラインの子の所にボールが来たら、手でも足でも使っていいので中のプレーヤーにボールを渡す。
 これならば、待っている子もゲームに集中できる。また、ボールが遠くに転がることもないのでプレーヤーも集中してゲームができる。
(図1)

2.ボールを2つ使用する
 ドッジボールなどでは、ボールを2個にふやして行うことも多いと思うが、これをラインサッカーにも応用する。ボールの数が増えることによってボールに触れるチャンスが増える。また、1つのボールに他の子が集中している隙に、サッカーの苦手な子がシュートを決めるということもある。

3.ゴールキーパーを置かない
 サッカーでの楽しみの一つはシュートを決めることである。そこでゴールキーパーを置かないことにした。ゴールキーパーがいなく、ボールも2個使用するので、ゴールのチャンスは各段に増えた。

4.1人が決められる得点は、1試合1点まで
 特定の上手な子だけがシュートを決めないよう、1人が決められる点数を1試合1点までとした。つまり、1点決めた後は、同じ子が何本シュートを決めても点数は増えないのである。
 これによって1本シュートを決めた子は、ディフェンスにまわったり、他の子にパスを出したりという工夫が見られてきた。

 これらの工夫により、
@体育のときに今まで動かなかった肥満気味の子も汗をかくようになったし。
Aサッカーが得意ではない子もシュートを決めることができ、自信をつけた。

*なお、体育館でのラインサッカーでは「スライディング」を子ども達はしたがるが、危険なことと体操着に穴が開いてしまうので禁止にしている。

 

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2002.6.2

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