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【同時進行の向山型国語1年(教育出版)】

「てんとうむし」

TOSSシグナス札幌向山型国語研究会  田上大輔
作成日:2009年10月27日
更新日:2009年10月27日

  
 ○授業記録
   第1時へ 音読
   第2時へ お話している人は誰か
   第3時へ 「ぼく」とは誰か
    


【授業記録】  

 第1時 音読 10月13日(火) 

 漢字スキル7番右ページ「竹、石」
 なぞり書きをはみ出さないように徹底させる。
 ことわざカード、暗唱(じゅげむ)。
 聴写は2問。「ケーキをたべる。」「あしたは、水よう日だ。」

 教科書は、下巻に入る。
 配付した時に宿題にしておいた「記名」「折り目つけ」のチェックから。

 扉の詩を読んで聞かせ、

発問 この詩の言いたいことを簡単にいうと、この教科書で何のお勉強をすると言っているのですか。

と聞く。「ことば」だ。
 そして、「てんとうむし」に入る。
 まずは、範読。
 その後、追い読み、一斉読み、交替読み、1人読みなど、何度も読ませる。
 とうぜん、題名の横には○をつける。
 平均8回ぐらい読んだようだ。。

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 第2時 お話している人は誰か 10月15日(木)

 漢字スキル7番右ページ「犬、小、花」
 ことわざカード、暗唱。
 聴写は2問。「石をひろう。」「ラーメンは、おいしい。」

 「てんとうむし」は、音読から。追い読み、1人読みなど。

発問 この詩で「お話をしている人」は誰ですか。
    詩の中の言葉2文字で書きなさい。

 「ぞう、ぼく、むし、あり、きみ、いる」の6つが出る。

発問 この中で、「これは違う」というものはどれですか。
    1つ選びなさい。

 まず、詩に出てこない「あり」が消される。
 そして、「いる」もものではないのですぐに消される。
 また、「むし」も「てんとうむし」でひとまとまりなので、「むし」だけだと違う意味になるということで消される。

 さらに聞いていくと、
 「自分のことを『きみ』というのはおかしい」
 「題名が『てんとうむし』だから、『ぞう』ではない。」
など、意見が出て、「ぼく」ということにまとまった。

発問  「ぼく」とは誰のことですか。

 意見を出させる。
 「自分、ぞう、てんとうむし」という3つの意見が出てきた。
 ここで、この時間は終了。 

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 第3時 「ぼく」とは誰か 10月15日(火)

 漢字スキル7番左ページ。

 「てんとうむし」は、前時の続き。

発問 「ぼく」とは誰のことですか。

 まず、「ぞう」というのはすぐに違うと確認された。
 残るは、「自分(読み手)」か「てんとうむしか」になる。

 指名なし発表をさせる。
 「自分」派から「じぶんのことを『いっぴきでもてんとうむしだよ』と言うのはおかしい」という意見が出された。
 でも、自分で「ぼくは、人間だよ。」という時もある。
 また、「てんとうむしの言葉」と言っているのだから話せるのはてんとうむしだ。
 様々な意見が出て、、「ぼく」とは「てんとうむし」であるということになった。

発問 「ぼく」とは、「かわさきひろし」ではないのですか。

とも聞いてみる。
 「かわさきひろしは書いた人だ」
 「これは、かわさきひろしがてんとうむしの気持ちになって書いたものだ」
という意見が出てくる。

 作品を書いた人のことを「作者」ということを教える。
 そして、「これはまだ覚えなくてもいいのです。高学年で覚えることですから。」と言って、作品の中でお話する人を「話者」ということを教えた。


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