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【同時進行の向山型国語1年(教育出版)】

「みんなとたのしく」

TOSSシグナス札幌向山型国語研究会  田上大輔
作成日:2009年4月22日
更新日:2009年5月 3日

  
 ○授業記録
   第 1時へ あいさつ
   第 2時へ 五色名句百選かるた
   第 3時へ しりたいな みんなのなまえ
   第 4時へ おはなしききたいな たくさんよみたいな
   第 5時へ 初めての参観日の授業
   第 6時へ ノートに名前を書きあう
   第 7時へ しりとり
   第 8時へ ノートに名前を書きあう2
   第 9時へ しりとり2
   第10時へ みつけてみましょう 
   


【授業記録】  

 第1時 あいさつ 4月21日(火) 

 ひらがなフラッシュカード、ことわざカードを行う。
 姿勢の確認をし、かんじスキル5番「き」の練習。
 水疱瘡で休んでいて、この日から登校した子がいたので、これまで習ったひらがなをその子に向けて指書きさせる。

 教科書は、「はるのおたより」の音読から。
 立って教科書を持たせて読ませる。 

 その後、P14~P15。
 まずは、題名と「あいさつ」を順に読ませる。

発問 どんな「あいさつ」がありますか?

 発表させる。
 1度指名されたのにまた当ててもらおうと駄々をこねる子に、まだあたっていない子がいることを教える。(そういう子が優先だと)
 
 「こんばんは」「こんにちは」「おはようございます」「いただきます」「ごちそうさま」の5つを板書。

発問 「こんばんは」とあいさつしているのはどの絵ですか?

 指を置かせる。
 理由も発表させる。

発問  「こんにちは」とあいさつしているのはどの絵ですか?

 わざと間違えて盛り上げる。
 P14の上の絵か、下の絵か。
 朝の時間に買い物かごをぶら下げているおばさんはいないということで、上の絵になった。

 どうように「いただきます」「ごちそうさま」も。


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 第2時 五色名句百選かるた 4月22日(水)

 ひらがなフラッシュカード、ことわざカード。
 漢字スキル5番。「て」の練習。
 鉛筆の持ち方の指導も行う。

 その後は、教科書に入らず、「五色百選名句かるた」の最初の指導を行う。
 すごい教材だ。
 集中できない子たちも熱中した。(熱中しすぎてうるさくなってしまった)

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 第3時 しりたいなみんなのなまえ 4月23日(木)

 ひらがなフラッシュカード、ことわざカード。
 かんじスキル6番。「ね」の練習。字形が整わない子が数名。

 教科書は「しりたいなみんなのなまえ」。追い読みさせる。

指示 お名前を知っているお友達の数を数えなさい。

 半分程度知っている子が、5割。
 20名以上知っているという子が、3名。
 まだまだ友達の名前を知らないようだ。
 明日、これについての授業を行う。

指示 これまで習ったひらがなの中で、一番自信のある字を1つ決めます。
    その字を黒板に書きなさい。

 板書したら、自分の名前も一緒に書くことを指導する。
 全員100点。
 合わせて2400点と褒める。


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 第4時 おはなしききたいな たくさんよみたいな 4月24日(金)①

 ひらがなフラッシュカード、ことわざカード。
 かんじスキル7番。「み」の練習。

 これまで学習した「さいたよきてね」をノートに書かせる。

 「しりたいなみんなのなまえ」を音読する。

 「おはなしききたいな たくさんよみたいな」を音読する。

 そして、読み聞かせを行う。
 今日読んだのは『もったいないばあさん』(真珠まりこ著・講談社)と『カブトくん』(タダサトシ著・こぐま社)の2冊。
 ものすごく集中して聞いていた。

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 第5時 初めての参観日の授業 4月24日(金)②

 最初にいつもの朝の会のように出席をとる。
 名前を漢字で書いたフラッシュカードを見せながらである。「元気です」などと一言付け加えさせた。

 その後、ひらがなフラッシュカード、ことわざカード、空書きで「み」の確認。

 かんじスキルは7番「つ」の練習。
 早く終わった子は、ノートに「つ」のつく言葉を練習する。
 「親でも(ちょうどその時いた)校長先生でも、田上先生でもいいから○をつけてもらいなさい。」と指示。

 これまで、「さ、い、た、よ、き、て、ね、み、つ」の9つのひらがなの練習したことを確認し、

発問 この9つの字を組み合わせてできる言葉を考えます。例えば、「さい」や「きつね」のようにです。

 2つ書けたら持ってこさせる。
 そして、板書させる。
 板書したものを書いた子に読ませ、他の子に復唱させた。

 終了後、「はるのおたより」の音読。
 起立させ、親の方を向かせて言わせた。

 B5を4等分した紙を配り、それぞれ自分の名前をそのカードに書かせた。
 これを使って、「1分間じゃんけん」を行う。
 獲得枚数を確認し、カードを元の持ち主に返させた。


 最後に「五色名句百選かるた」で締めくくる。

 

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 第6時 ノートに名前を書きあう 4月27日(月)

 ひらがなフラッシュカード、ことわざカード。
 かんじスキル7番。「け」の練習。

 「しりたいな みんなのなまえ」を音読する。
 ノートを出させる。

指示 ノートにお友達の名前を書いてもらいます。お友達のノートにも自分の名前を書いてあげます。
    できるだけたくさんの人に名前を書いてもらいなさい。

 5分ほど時間をとる。
 思ったより名前を書くのに時間がかかっていた。

 その後、「しりとり」を追い読みで読んでいく。
 「かん」の後に×がついている。

発問 どうして「かん」だとだめなのですか。

 当然、「ん」がつくからである。子ども達もみんな理解していた。
 続けて読んでいく。
 「しりとり」のところでまた×になる。

発問  「ん」がついていないのに、どうして「しりとり」だとだめなのですか。

 指名して聞く。
 一度出た言葉だからダメなのだという。
 さらに読んでいき、「き」で始まる言葉、「ま」で始まる言葉を子ども達から出させる。
 

 最後に、「五色名句百選かるた」をして終了。

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 第7時 しりとり 4月28日(火)①

 ひらがなフラッシュカード、ことわざカード。
 かんじスキル8番。「ん」の練習。

 「しりとり」を音読させる。

指示 隣の人としりとりをします。10個言えたら座りなさい。全員起立。

 座った子には、続きをさせる。
 
 その後、P21。
 一度読み、手をたたきながらもう一度。
 さいごの「かまきり」のところで、オスがメスに食べられてしまうエピソードを話すと、シーンとなって聞いていた。
 「男の子、人間で良かったなぁ」

 最後に「五色名句百選かるた」を行う。
 上の句でわかる子が出始めた。

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 第8時 ノートに名前を書きあう 4月28日(火)②

 カタカナフラッシュカード、輪郭漢字カード。
 かんじスキル8番。「な」の練習。

 「しりたいなみんなのなまえ」の音読。

 前日に引き続き、ノートに名前を書きあった。
 前日はやりたがらなかった子が数名いたが、今日は全員参加できた。
 10人以上に生を書いてもらった人は、私と支援員の先生に名前を書いてもらえるという特典付き。
 時間をとって書かせた。

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 第9時 しりとり2 4月30日(木)

 カタカナフラッシュカード、ことわざカード。
 かんじスキル8番。「か」の練習。

 「しりとり」を音読させる。 

指示 隣の人としりとりをします。10個言えたら座りなさい。全員起立。 

 前日と同じようにやらせる。
 「る」で始まる言葉が難しいので、

発問 「る」で始まる言葉にはどんなものがありますか?

と尋ねた。
 留守番電話、留守、留寿都、ルビー、ルーレット、ルーキーズ、ルギア、ルカリオ、ルフィー、ルリリなどが出た。(ポケモンキャラが多い)

 ノートの使い方もちょこっと指導。
 ノートを上から下まで10まず全部使うことを話し、新しいところを開かせる。

指示 「さいたよきてねみつけ」とノートに書きなさい。

 そして、次の行に、「たみんななかよし」と書かせた。
 ノートをもってこさせて確認。

 最後に、五色名句百選かるたで終了。

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 第10時 みつけてみましょう 5月1日(金)
 

 カタカナフラッシュカード、ことわざカード。
 かんじスキル9番。「し」の練習。

 黒板に「□き」と板書する。

発問 □にひらがなを1文字入れて、2文字の言葉をできるだけたくさん作ります。

 何人かが3文字でいいのかとかきが最初についてもいいのかと質問してくる。
 何分か時間をとり、発表させる。
 「同じのを書いた人?」と聞きながら、書いたものに○を付けさせ、板書していく。

 子ども達からは、あき、かき、つき、ゆき、たき、さき、えき、くき、しき、とき、てき、いき、せき、という意見が出された。
 2つ以上の意味がある言葉については、どちらの意味なのか説明させていく。
 1つ100点で点数をつけさせる。

 続いて、教科書P22の「みつけてみましょう」。
 題名を読み、

発問 ここはどこでしょうか。先生ね、八百屋さんだと思う。

と投げかける。
 「違う!」と言う声が子どもからあがる。
 スーパーとだというのだ。
 八百屋かスーパーか意見を聞くと、全員がスーパーに手を挙げる。

 理由を子ども達に聞くと、「ホタテがあるから」「八百屋には果物がない」「カニがお母さんのかごに入っている」と言うような意見が出てきた。
 「納得しました。」と受け取り、全員で音読する。

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