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【同時進行の向山型国語1年(教育出版)】

「しらせたいことをかきましょう」「は、を、へ」「おはなしのくに」

TOSSシグナス札幌向山型国語研究会  田上大輔
作成日:2009年7月 7日
更新日:2009年7月14日

  
 ○授業記録
   第1時へ 作文の基本を学ぶ
   第2時へ 遠足の作文を書く
   第3時へ 作文発表をする
   第4時へ 教科書の作文を視写する
   第5時へ くっつきの「を」の授業
   第6時へ おはなしのくに(日本編)
   第7時へ おはなしのくに(世界編)
   


【授業記録】  

 第1時 作文の基本を学ぶ  7月6日(月) 

 かんじスキルテスト3番。
 ことわざフラッシュカード。

 P54を読み、これが「作文」ということを教える。

発問 1行目には何が書いていますか。

 題名である。

発問 2行目には何が書いていますか。

 書いた人の名前である。
 そして、3行目から知らせたいことを書くのだ。
 まず、基本の形を教える。

 教科書では、まずマスのない罫線に書かせているのだが、最初から原稿用紙の使い方を教えていくことにした。
 「かたつむり」の作文のお手本を配る。(名前のところだけ空欄にしておく)

 名前の欄は、自分の名前を書かせる。
 名前の下は1マス空けること、名字と名前の間も1マス空けることを確認し、お手本に書かせた。
 一人ずつ確認。

 続いて、題名の前は2マス空けること、句読点が行頭に来ないこと、最後のマスに入れることを確認する。
 そして、視写。
 題名と名前が書けた子から持ってこさせ、合格した子は続きも書かせる。 

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 第2時 遠足の作文を書かせる 7月6日(月)

 かんじスキルテスト4番の練習。
 輪郭漢字カード。

 遠足の作文を書かせる。前週末にいってきたばかり。

発問 題名は「えんそく」です。何マス空けて書きますか?(2マス)
    題名を書きなさい。

 確認する。

発問 2行目には何を書きますか。(名前)
    名前を書きなさい。

 やり方を忘れた子には、前時に書いたものを見させた。

 遠足でのエピソードをいくつか例示(歩いたこと、神社を見たこと、みんなで遊んだこと、自由遊びにしたこと、お弁当やおやつ)し、その中から何を書くか選ばせる。

 「えんそくで、~したよ。」
 「えんそくで、~しました。」
というように、書かせる。 

 次に、そこでの事件、エピソードなどを考えさせる。
 私もいくつか例示した。

 最後に、気持ちを書かせる。
 これも例示する。

 できる子は3文、できない子でも2文の作文にするのだ。

 書けた子から持ってこさせ、チェック。

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 第3時 作文発表をする 7月7日(火)

 かんじスキルテスト4番。
 ことわざフラッシュカード。

 前日に書いた遠足の作文発表をすることを告げ、立って3回、座って3回読むように指示した。

 そして、指名なし発表。
 途中で、クイズを出す。

 「○○君がした遊びは何ですか」
というようにである。

 言う子には伝わる声の大きさで、聞く子にはしっかり聞くことをクイズを通して指導。

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 第4時 教科書の作文を視写する 7月8日(水)

 かんじスキルテストれんしゅう5ばん。
 ことわざフラッシュカード。

 ノートを出させ、①~⑤まで番号をふらせる。
 「聴写」の問題。
 ①おにいさん
 ②おねえさん
 ③きっぷ
 ④とけい
 ⑤がっこう
の5問。
 「っ」の間違いが目立つ。

 その後、P56の作文を読んで、視写させる。
 ミスが減ってきた。

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 第5時 くっつきの「を」の授業 7月9日(木)

 かんじスキルテスト5番。
 ことわざフラッシュカード。

 この後、向山洋一氏のくっつきの「を」の授業を修正追試した。(『向山洋一全集5巻 入門期の国語授業』P42~)

 タオルを用意し、それを袋(原実践ではバケツ)に入れる。
 黒板に
   たおる
   いれた

と板書する。 

発問 これでいいですよね。「たおるいれた」で。

 「たおるをいれた」だという子がいる。くっつきの「を」を入れるのだと教えてくれる。

    たおる
   をいれた

と板書する。
 違う!という叫び声が上がる。読んで聞かせる。
 正しい位置を子どもが教えてくれる。
    たおるを
    いれた
として、子どもたちに読ませた。

説明 「たおる」という言葉のあとにくっつくから、くっつきの「を」と言うんですね。

 同じように、「ほんをよむ」も進める。
    ほん
   をよむ
と板書すると、「違う!」「読んでみればわかるよ」という声が上がる。
 正しい位置を確認する。

発問  くっつきの「を」ですから、何という言葉の後にくっつくのですか。

 「ほん」である。 

 同じように、「けむりのきしゃ」「きょうははれ」「とまこまいへいく」も進める。くっつきの「の」、くっつきの「は」、くっつきの「へ」を教えた。(はとへは原実践にはない)

 最後に、教科書P58~59の問題を一緒に解いていく。
 これだけやっても、教科書をやらせるとできていない子が目立つ。

 

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 第6時 おはなしのくに(日本編) 7月10日(金)

 かんじスキルテスト6番。
 ことわざフラッシュカード。

 教科書は、「おはなしのくに」に入る。

 P60,61を見て、「ここは、おはなしのくにです。お話に出てくる人やものがたくさんありますね。」と話す。

発問 どんなお話がありますか。

 子どもたちに発表させる。
 発表したら、その場所を指でおさせさせ、確認をする。(同じことを何度も言わないように、出たお話を板書していく)

 ひと通り出たら、順番に読んだことがあるかどうか聞いていってみる。
 「このお話、幼稚園にあったよ。」などと、思ったよりも読んだことがあるようだ。(信憑性はないが…)

発問 桃太郎のお話しをものすごく簡単に言うと、「桃太郎が犬、キジ、猿を連れて鬼退治した話」というようになりますね。
    では、「花さかじいさん」は簡単に言うとどんな話と言えますか。、

 これはむずかしいようだった。
 あきらめる。

 外国の話もあることを告げ、終了。

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 第7時 おはなしのくに(世界編) 7月13日(月)

 かんじスキルテスト練習7番。
 ことわざフラッシュカード。

 「おはなしのくに」の続き。
 この日は、世界のお話。
 
 前時と同様に進める。

 最後に、読み聞かせ。「おおきなかぶ」
 教科書で1回、絵本で1回。

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