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【同時進行の向山型国語2年(教育出版)】
「つくしだれの子」「おてだまうた」
TOSSシグナス/札幌向山型国語研究会 田上大輔
作成日:2010年4月15日
更新日:2010年4月18日
○授業記録 第1時へ 「つくしだれの子」 第2時へ 「おてだまうた」 |
【授業記録】
第1時 「つくしだれの子」 4月8日(木) |
本当は、前日の始業式で教科書を配布した時にこの詩の授業(暗唱)をしようと思っていたのだが、諸事情により授業ができなかった。
やはり、「初日」に授業をしてしまった方がいい。
持ち上がり学級のため、すぐに授業に入る。(「あかねこ漢字スキル」が届いていなかったため、漢字指導ができなかった)
まず、「教科名フラッシュカード」から。
2年生から、教科名はすべて漢字で表す事にする。そのための練習。
暗唱「十二支」「いろは歌」(1年生にやったものからいくつか)
前日に宿題にしていた「教科書への記名」と「折り目つけ」を確認する。
教科書は「つくしだれの子」(わらべうた)。
音読を行う。
範読1回。追い読み2回。教師と子どもで1行ずつ交代読み。男女で1行ずつ交代読み。一斉読み1回。
題名の横に○を10個書かせ、今読んだ5個分を赤鉛筆で塗らせる。
起立させ、読んだ回数が10回になるまで練習させる。
ここから暗唱指導。
指示 題名の「つくしだれの子」と「わらべうた」まで覚えられたら座りなさい。 |
ほとんどの子がすぐに座る。
指示 「つくしだれの子 すぎなの子」まで覚えられたら座りなさい。 |
これもすぐにできる。
指示 最初から最後まで見ないで言えたら座りなさい。 |
最後に、目をつぶって全員に言わせて暗唱指導終了。
発問 つくしは大人ですか、子どもですか。 |
子どもという答えが返ってくる。
発問 どの言葉から子どもだとわかるのですか。 |
「ぼうや」である。
発問 つくしの親は誰ですか。 |
「すぎな」「すぎなの子」「子」という3種類の意見が出る。
簡単に「すぎな」だということを確認。
発問 このわらべうたの季節はいつですか。 |
冬…0人、秋…6人、夏…1人、春…16人
近くの人同士で意見の交流を行う。
もう一度意見を聞くと、夏という子が意見を変えて、
秋…6人、春…17人
となった。
意見を聞くと、秋という子は「つくしは秋に出る」「カレンダーにつくしが出ていた」という意見が出る。
春という子からも「つくしは春に出る」という意見が出る。
その中で、発表で「土の中にいて~」という発言を取り上げ、
発問 土の中にいたのはいつですか。 |
と聞く。「春」である。
発問 土の中にいたということが分かる言葉があります。どれですか。 |
指をささせ確認。全員で言わせる。
「目がさめた」である。
もし、季節が秋だとしたら冬も寝ていて春も寝ていて夏も寝ていて秋に目が覚めることになる。
そうすると、すぎなにはなれないのだ。
こういう話をして、これは春が来たということを表しているのだということを説明する。
最後に一度音読させる。
スピードが遅すぎるので「1年生には聞かせられない」と言いやり直し。
「2年生合格!」と言い終了。
時間が余ったので五色百人一首を行う。
第2時 「おてだまうた」 4月9日(金) |
教科名フラッシュカード。
暗唱「つくしだれの子」など。
教科書は「おてだまうた」。
まず、音読。
範読、追い読み、交代読みなど。
この時点で「1,2.3・・・となっている」と気づいた子が数名。
そして、分からない言葉を確認する。
「ひとりでさびしいから、二人で行ったんですね。」と言い
発問 どこへ行ったのですか。 |
と場所を確認する。
「みわたすかぎり」という言葉をもとに、「野原のようなところ」であると推測した。
発問 野原には何がありますか。 |
発表させる。
発問 どうしておてだまには何にも関係ないのに、題名が「おてだまうた」なのですか。 |
近くの子同士で相談させる。
最初に数の順番になっていることに気づいた子を取り上げる。
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