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【同時進行の向山型国語2年(教育出版)】
「かんじたことを」「読書感想文」
TOSSシグナス/札幌向山型国語研究会 田上大輔
作成日:2010年8月 8日
更新日:2010年8月 8日
○授業記録 第1時へ 詩を視写して、少しだけ変化させる 第2時へ 比喩 第3時へ 読書感想文1 第4時へ 読書感想文2 第5時へ 読書感想文3 第6時へ 読書感想文4 |
【授業記録】
第1時 詩を視写して、少しだけ変化させる 7月14日(水) |
漢字スキル17番
教科書は、「かんじたことを」に入る。詩を書くの勉強だ。
まず、一通り読む。
そして、詩を提示し、視写させる。
夏 夏だ、夏だ。 もも、さくらんぼ、ぶどうが やおやさんにならぶ。 ぼくのすきなくだものが、 いっぱいある。 ばんざい。 夏だ、夏だ。 |
第2時 比喩 7月15日(木) |
漢字スキル17番左ページ。
暗唱。フラッシュカード
聴写「兄さんの首は太い。」「歩きながら少し考えた。」
「かんじたことを」は、比喩の授業。
教科書に例として出てくる詩の中に比喩の表現がある。
「むねがたいこのように~」「ひらおよぎするみたいに~」
発問 この人はすごいですね。むねの音がたいこと同じなんですね。 |
とボケると、反撃にあう。
太鼓そのものの音ではなく、太鼓に似ているというだけだという。
発問 この妹もすごいなぁ。赤ちゃんなのに平泳ぎができるんだ。 |
またまた、反撃にあう。
足の動かし方が、平泳ぎに似ているというのだ。
こういう比喩の表現について説明し、子どもたちに「~のよう」という言葉を1つ作らせ、ノートに書かせる。
指示 「~のよう」という言葉をノートに1つ書きなさい。 |
1人ずつ発表させる。
その後に、発表した子の名前を付け足すのだ。
例えば
子「うさぎのよう」
私「な花子ちゃん」
というようにだ。(向山先生の「~しい」の授業をまねている)
爆笑が起こる。
指示 もう1つ、「~のよう」という言葉をノートに書きなさい。 |
もう一度作らせ、また1人ずつ発表する。
今度は、発表した子の隣の子の名前を付け足す。
またまた爆笑の連続。
【注】自分が変なのに当たっても笑い飛ばせるように子どもを鍛えていないと、配慮が必要。
第3時 読書感想文1 7月20日(火) |
漢字スキル18番右ページ
勤務校では、町内の読書感想文コンクールに2年生以上が全員応募することになっている。
それが夏休みの宿題なのだが、2年生は初めてなので、国語の授業で取り組むことになった。
『苦手な作文がミルミルうまくなる本』(向山洋一編 師尾喜代子著 PHP)に出てくる読書感想文の書かせ方を参考に授業した。
また、『向山型国語教え方教室』のNo56、溝端久輝子氏の論文も参考にした。
題材は「ありときりぎりす」である。
文章を書いたプリントを配り、範読し、追い読み・一人読みと練習する。
発問 このお話は、簡単にまとめるとどんなお話ですか。 ①と書いて、その下に「このお話は、~話です。」とノートに書きなさい。 |
書けた子から板書させる。
書けなかった子は、それを写させる。
発問 このお話を読んで、一番心に残ったのはどの場面ですか。 線を引きなさい。 |
発表させ、②と書いて、その下に写させる。
原実践では、色のついた紙に書かせるのだが、紙に書くと書いた途端に失くしてしまう子が多くいるので、ノートに書かせることにした。
(その代り、番号を付けるのである)
第4時 読書感想文2 7月20日(火) |
五色百人一首
漢字スキル18番左ページ
読書感想文はの続きを行う。
発問 心に残った場面について、思ったことや似た経験は何ですか。 ノートに③と書いて、その下に2つか3つ書きなさい。 |
難しいので例示をする。
書けない子は読んで、教える。
第5時 読書感想文3 7月21日(水) |
漢字スキル18番テスト
暗唱
読書感想文の続き。
発問 自分とアリ、自分とキリギリスを比べて思ったことは何ですか。 ノートに④と書いて、その下に書きなさい。 |
例示をし書かせる。
早く書けた子に発表させ、それもヒントにさせる。
発問 最後に、「これから自分はこうしたい」ということを書きます。 ノートに⑤と書いて、その下に書きなさい。 |
これも例示をする。
そして、原稿用紙に書かせていくのだ。
題と名前、①を写すところまでやって終了。
第6時 読書感想文4 7月22日(木) |
漢字テスト
暗唱
読書感想文は、原稿用紙に書くことを行う。
下のようなフォーマットに沿って書かせていく。
「ありときりぎりす」 田上 大輔 ぼくは、「ありときりぎりす」という本を読みました。 このお話は、(①)というお話です。 ぼくが心にのこったのは、(②)です。 ぼくにも、よくにたことがありました。 (③) ぼくと、あり(きりぎりす)を比べてみると、(④)だと思いました。 ぼくは、これから(⑤)していきます。 |
ノートに書いたことをただ写すだけなのだが、これでも書けない子がいる。
意味が理解できない子が1名いたので、その子のノートを見ながらお手本を書き、それをそのまま写させた。
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