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【同時進行の向山型国語4年(教育出版)】 2005年5月13日(金)
主題を考える
TOSSシグナス/札幌向山型国語研究会 田上大輔
- 漢字スキル4の右ページ。
金曜日なので「必」と「要」2個だけ練習。
- 教科書は,昨日の続きで,クライマックスはどこか指名なしで発表させた。
ほとんどのの子どもが6の場面と答えた。 「なくなったと思った自転車が見つかった」ということを根拠にした子が多かった。 最後に私の解を教えた。
- 次は主題。
「みなさん,ワシントンのお話を聞いたことがありますか?」 といい,ワシントンの桜の木の話を簡単に話した。(知っている子が多かった) 「このワシントンのお話は,何を言いたいお話かというと,桜の木を折っちゃいけないというお話ですか?」 違うと言う子ども達。 「人間は正直に生きなさいということをいいたいんですね。」 「じゃあ,桃太郎のお話はきび団子をあげるといいことが起きるということをいいたいわけじゃありませんね。鬼を倒すということでもない。例えば,正義は勝つというようなことを言いたいんですね。」 「このお話で何を言いたいのかというのが主題です。」
- 「このお話で出てくる人の名前とか物の名前とかは使いません。だから,ぼくって使っちゃダメ。自転車も使っちゃダメ。学校もダメ。のぶちゃんとかトカゲとかもダメ。そういうのを使わないで,この『やい,とかげ』というお話が何を言いたいのかを書きます。」
「最初の書き始めは,『人は~』『人生は~』『世の中は~』とかで始めるといいです。例えば『人は強くなければ生きられないものだ』とか『世の中は敵ばかりでなく味方もいる』とか『人生は楽あれば苦もある』とかそういうことです。」 「ちょっと難しいですが,ノートに書きなさい。書けたら持ってきます。」
- ノートを持ってきた子には板書させた。
板書も終わった子には,自分の書いた主題の後に「しかし~。だからこそ~。」というように続きを書かせた。 ちょっと難しいと思っていたが,クラスで一番勉強が苦手な子も含め,ほとんどの子がノートを持ってきた。(的を得た主題とはいえないものがほとんどだったが) 子ども達の考えたものをいくつか紹介する。 1)ものは見つからないと思っていても探せば見つかるものだ。しかし,そのものを探さないと見つからないのだ。だからこそ,物をなくしたら探すようにしよう。 2)世の中は厳しい。しかし,それは大人になってからのこと。だからこそ,子どものうちに楽しまないと。 3)世の中は嫌なことがあったらいいことがもどってくる。しかし,くやしいこともある。だからこそ,がんばる。」 4)人生はまだまだだ。 5)人は時にはうっかりしてしまう。
- 最後に私の考えを紹介する。
「人はなくしてから大切なものの存在に気付く」
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