インターネットランド/©TWO-WAY/授業・教科/国語/4年生/
【同時進行の向山型国語4年(教育出版)】 2006年2月28日(火)
「ごんぎつね」 中心人物・話者
TOSSシグナス/札幌向山型国語研究会 田上大輔
- 漢字スキルは10番のテスト。
漢字の苦手な子達の点数がなかなか上がらない。
でも半分は(10問)かけているのだから進歩しているといえば進歩しているのだが…。
平均点は「91.5」点。
- 教科書は設定の確認をした後,「中心人物」は誰かを考える。
「兵十」と答えた子が1名,残りは全て「ごん」だと考えた。
それぞれ意見を発表させる。
「兵十」派の子は,「兵十が一番台詞が多い。」と発表する。
確認させてみる。確かにその通りだ。
- 続いて,「ごん」派に指名なし発表させる。
1)題名が「ごんぎつね」だから。
2)いろんな事件全てにごんがかかわっているから。
3)ごんの気持ちが書かれているから。
4)挿絵はごんの方が多い。
などの意見が出る。
それぞれ妥当性を検討させた。(4)は兵十もごんも同じくらいの挿絵数だったので,却下された。
そして,私から
「中心人物は物語の中で考えがガラッと変わったりすることが多いというのを以前勉強しました。この点から考えると中心人物はごんですか,兵十ですか。」
と尋ねた。
子どもから,すぐに「ごんだ!」という声があがったが,兵十についても聞いた。兵十も最後に気持ちが変わっている。
最終的に,いろいろな点を総合的に考えるとごんを中心人物にするということに落ち着いた。
- ついでに,ドラえもんの例を出し,「対役」についても説明した。
- その後,「吾輩は猫である」の例を出し,話者についておさらいした。
「この『ごんぎつね』の話者は誰ですか?ノートに書きます。」
と尋ねた。
子どもからは,「わたし」「新美南吉」「茂平」の3つの意見が出た。
「この中から,1つだけこれは絶対違うというのを選んでください。班で相談します。」
と指示した。
当然,茂平が潰される。茂平は話者にこのお話を教えた人だからだ。
残るは「わたし」か「話者」か。
「話者はわたしですか,新美南吉ですか。」
と尋ねると約半々に分かれる。
ノートに理由を書かせ,まず班の中で自分の考えを説明させた。
その後,討論。
途中で終了。
次の時間までに考えておくように指示した。
|
同時進行の向山型国語4年(教育出版)TOPページへ
兄弟サイト 「算数実践日記(教出4年)」(赤塚邦彦氏作成)へ
|
Copyrightsc2000 TOSS(Teacher's Organization of Skill
Sharing)All rights reserved
TOSS(登録商標第4324345号)、インターネットランド(登録商標4468327号)
このサイト及びすべての登録コンテンツは著作権フリーではありません。
リンクについてもお問い合せください。 |