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【同時進行の向山型国語4年(教育出版)】 2006年3月9日(木)
「ごんぎつね」 起承転結&クライマックス
TOSSシグナス/札幌向山型国語研究会 田上大輔
- 昨日練習した漢字を空書きさせ,漢字スキル12番の左10問の練習。
- 教科書は昨日の勉強から,「ごんはこの後死んでしまうのか,一命を取り留めるのか,どちらだと思うか」を聞いてみた。
6:4ぐらいで死んでしまう派が多い。
深入りはせずに,「色」のイメージについて簡単に話し,考えさせてみた。
- 続いて起承転結。
初めて扱うことなので,四コママンガを例に簡単に説明する。
1)起…物語の事件の始まり
2)承…「起」を受けて事件が進んでいく
3)転…一気に一番盛り上がる物語の中心
4)結…物語のまとめ
というように説明した。
6つの事件について要約したものを板書し,どの事件が起承転結のどれに当てはまるのかを考えさせた。
一番わかりやすい「転」から扱うことに。
当然「事件6」のごんがうたれた場面である。しかし,子ども達は「結」を考えてしまったため,「うなぎをぬすむ」場面や「兵十と加助のあとをつける」場面を選んでしまう。
子ども達との問答で「転」が事件6ということを確認したが,ここは扱い方を変えたほうがよかった。
- 続いて「起承」を扱った。
ここは2つの意見に分かれる。起が「事件1」で承が「事件2~5」という意見と,起が「事件1~2」で承が「事件3~5」というもの。
意見を発表させるが,なかなか出ない。
Hさんの意見をもとに,それぞれまとめるとどういえるかというのを考えてみた。
そうすると,事件1が「いたずら」で事件2~5が「後悔してつぐないをする。」というように,事件1~2が「いたずらして後悔する」で事件3~5が「つぐないをする」というようになる。
2名が起が「事件1」で承が「事件2~5」,残りの子は起が「事件1~2」で承が「事件3~5」であった。
私の考えは後者であるがあえて明かさず進んだ。
- 最後の「結」である。
事件6のどこからかが「結」になる。
考えさせて発表させたが,ちょっと難しいようだったので,保留にし,先にクライマックスを検討することに。
- クライマックスは一度やったことがあるので,簡単に説明し,どこからかノートに書かせた。
『「おや。」と,兵十は,びっくりして,ごんに目を落としました。』
と
『「ごん,おまえだったのか。いつも,くりをくれたのは。」』
の2つの意見がである。
次の時間にどちらか検討することを話して授業を終えた。
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