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【同時進行の向山型国語4年(教育出版)】 2005年7月15日(金)
「春」 思ったこと・気がついたこと&目玉を書く
TOSSシグナス/札幌向山型国語研究会 田上大輔
- まずは一度読ませる。
ほとんどの子は暗唱できている。
- 次に,
「この詩を読んで,思ったこと,気がついたことをノートに箇条書きにして書きなさい。一つかけたら先生のところに持ってきます。」
と指示した。
途中で,
「まだ,ノートをもってきていない人は先生のところにいらっしゃい。」
と指示した。
- そして,書いたことを指名なしで発表させた。
聞いていると,意外と「ちょうちょう」や「海峡」についてわかっていない子がいたので,もう一度説明した。
多かったのは「なぜ春という題名なのか。」ということ。
向山先生のDVDのように,盛り上がることはなかった。それまでの子どもの鍛え方のみならず,その場で出た意見をどのように扱うのか教師の力量が圧倒的に違うからであろう。
- 一通り意見が出たあと,
「この詩を簡単な絵にします。絵にして,話者の場所を目玉で書きなさい。」
と指示した。
念のため,話者ということの意味,海峡の意味を確認した。
ノートに書けたら持ってこさせ,代表的な意見を板書させた。
早くできた子には,近くの人に自分の考えを説明させておいた。
黒板には九つの絵が描かれた。
- その後,描いた子に一人ずつ説明させた。
- 説明が終わったあと,
「この中で,これだけは違うというのを一つ選びます。誰のか,ノートに書きなさい。」
「この詩の言葉を理由に考えなさい。」
と指示した。
少ししてから,班で相談させた。
そのあと,どれが違うと思うか挙手で確認した。
一番多かったものから理由を発表させ,潰していった。
最初に潰されたのは「ちょうが途中で海に落ちてしまった」というもの。「渡って行った」という言葉をもとに理由を発表していた。
2番目は,「ちょうが目玉の方に向かってきている」というもの。これだと「渡って行った」ではなく「渡ってきた」になるという発表などが出た。
3番目は,「話者がちょうのあとをついていっている」というもの。渡って行っただから話者は止まってちょうを見届けているという発表が出た。
意見が六つになったところで時間切れ。
続きは次回に。
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