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【同時進行の向山型国語4年(教育出版)】 2005年9月9日(金)
「発想の面白い文作り」 2文目を書かせる
TOSSシグナス/札幌向山型国語研究会 田上大輔
- 読み先習フラッシュカードの後,漢字スキル4番の右ページ。
- 次に辞書引き。
- 隣のクラスとの進度の兼ね合いで,自由にできる時間が数時間できた。
それを利用していろいろやってみたいと思う。
- 1文目を提示し,2文目を自由に書かせる向山実践(向山洋一『授業の腕をみがく』(明治図書)P163)の追試を行なった。
まず,次の文を黒板に書く。
A 私は教室の窓から外をながめていました。
B
ノートに写させ,続きの一文を書かせた。
1つできたら持ってこさせ,板書させる。
次のようなものができた。(いくつか紹介)
1)ボーっとしていたら鳥にフンをかけられました。(金賞)
2)とても天気がよかったです。
3)すると,強い風がビューッとふいてきました。
4)すると,グランドで楽しそうに遊んでいる子どもがいました。
5)すると,窓から外に頭から落ちてしまいました。
- 私がAを読み,子どもが続けてBを読むという形で板書したものを読ませた。
1)の作品を金賞とした。
リベンジということで,もう一度やる。金賞の作品だけを黒板に残し,後は消した。
どうやら面白いことを書けばいいということに何人か気付いてきた。
2回目の作品をいくつか紹介する。
6)すると,ねちゃいました。
7)すると,顔にチョウがとまりました。
8)ボーっとしていたらチャイムがなってビックリしました。
- その中から,やはり最初の作品をまた金賞に選ぶ。
ほとんどの子が面白いことを書けばいいのだということに気付いたところで,3回戦。
次のようになった。
9)上から私のところだけに水が落ちてきました。
10)ボーっとしていたら,いつの間にか勉強が始まっていました。
11)平和だなぁと思いました。
12)後ろを見たら誰もいなくてショックでした。
13)友だちにズボンを下げられました。
14)すると,ゾウが食べに来ました。
- やっぱり最初の作品を金賞に選んだ。
過去の田上学級の優秀作品を紹介した。(ちなみに,2年前の6年生で「おむかえがきました。」というのがあった…。)
「まだやりたい!」という声があがったが,「まだ書きたい人は日記に書いてらっしゃい。」と言い,次の課題へ進んだ。
- 次も向山先生の追試。(前掲書より)
次のように板書し,写させた。
Q もし,地球が二つに割れたらどうしますか?
A
- コツをつかんだようで,こちらは,最初から面白いものができた。
いくつか紹介する。
1)まず,泣く。
2)もっと割る。(金賞)
3)ねます。
4)自分も二つに割れる。
5)糸でぬいます。
6)せっちゃくざいでくっつける。
7)ぜんぶ二つに割って,二つの世界を作ります。
8)自分が宇宙飛行士になって地球の手術をしに行きます。
- さて,残り数時間,何をしようか?
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