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【同時進行の向山型国語4年(教育出版)】 2005年9月13日(火)

「白いぼうし」 チョウは登場人物か?

TOSSシグナス札幌向山型国語研究会  田上大輔

 
  1.  昨日まで学習した漢字を空書きさせ,残りの漢字を練習する。
     今日は,漢字スキル4番の右ページ。
     新しい漢字が2つ,読みかえの漢字が2つ。
    「いつもよりなぞり書きを厳しく見ようかな~」とつぶやくと,いつもより丁寧にはみ出さず書いていた。(笑)
     
      
  2.  次に辞書引き。
     お勉強の苦手なS君は調べる字数が増えるとお手上げ。
     個別指導が必要だが,どうすればいいか?
     考え中。
      
  3.  「白いぼうし」の音読はタケノコ読みから。
     S君はちょっと付いていけない様子。
     もう少しいろいろな形で練習した方が良かったか?
     
  4.  次に登場人物の確認。
     子どもから,

    1)松井さん
    2)しんし
    3)男の子(たけのたけお)
    4)お母さん
    5)おかっぱのかわいい女の子
    6)太ったおまわりさん
    7)おふくろ
    8)チョウ

    という意見が出た。
     この中で,登場していない「おふくろ」はすぐに消される。
     また,台詞のない「お母さん」と「太ったおまわりさん」は重要ではないとまとめる。
     
  5.  残りは「チョウ」である。
    「チョウが登場人物だと思う人は○,違うと思う人は×とノートに書きなさい。」
    と指示した。
     ○が16名,×が14名であった。
     理由をノートに書かせ,指名なしで発表させた。
     ○派の意見は,「しゃべっているから。」「松井さんにはこんな声がきこえてきましたとあるから。」「小さな声とあるから,読んでいる人はチョウの声だと感じる。」など。
     ×派の意見は,「最後によかったね,よかったよとチョウがいっていないかもしれない。」「本当はチョウの声ではなくて,近くの人の声がきこえただけだと思う。」「人ではないから登場人物ではない。」など。
     途中でチョウの会話文の人数が話題になったので,「一人ではない」と人数を確認する。
     「団地の人がケンカしているだけかもしれない。」という意見には,「だったら,よかったね,よかったよではおかしい!」という反論も。
     30秒ほど,班で話し合わせる。
     そのあともいくつか意見が出るか,結論は出ない。
     
  6.  全員に前を向かせ,
    「『よかったね』『よかったよ』と誰が言ったかとズバリ書いてありますか?」
    と聞くと,「書いていない。」と答える。
    「これを聞いたは誰のですか?」
    と聞くと,「松井さん!」と答える。
     誰とは書いていない。
     ファンタジー教材の難しいところで,とりあえずどちらにするかは保留とした。
     
  7.  最後に,「 」の数を数えさせた。
     数を確認した後,松井さんの「 」を見つけ,印をつけさせた。
     ここで授業終了。
        

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