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【同時進行の向山型国語4年(教育出版)】 2005年12月19日(月)

「ふるさとのなまりなつかし~」

TOSSシグナス札幌向山型国語研究会  田上大輔

 
  1.  漢字スキルも教科書も終わったので,今週は好きなことをすることにした。
     まずは,漢字5問テスト。
     3学期始まってすぐに50問テストをする予定なので,その範囲から。
     
  2.  続いて,暗唱。
     これまでやったものを読ませ,2分ほど「月の異名」のテストをする。
     
  3.  そのあと,向山先生の追試。(学級通信「ランダム」No28より)

     ふるさとのなまりなつかし
     停車場の人ごみの中に
     そを聞きに行く
                  啄木

     
  4.  まずは,視写させ,書けた子にはそれぞれ読ませた。
     途中,停車場の読み方を教えた。
      
  5.  その後,それぞれの読み方で一人ずつ指名して読ませる。
     どこで区切ったか他の子に聞いていく。
     3通りの読み方が出た。
     どれも認め,「自分の考えですから,自分流でいいのです。」と言った。
     暗唱できるまで何度も読ませた。
     
  6.  次に,言ってみて「リズムをとっている音はどれですか。ひらがな1文字です。」と聞いた。
     ほとんどの子が「の」と答える。
     
  7.  続いて,意味のわからない言葉を聞いた。
     子ども達からは,「そ」が出された。
     「そ」とは「それ」であることを教え,「それ」とは何を指すのかを確認した。
     また,「停車場」も出された。
     子ども達は「駐車場」のことだと考えていたようだが,駅であることを説明した。
     
  8.  そして,この短歌を意味の上で2つに分けさせた。
     が,あまり意見が出ない。
     多分聞き方も悪かったのだろう。意味よりも音の感じで分ける子が多く,深入りせずに終えた。
     
  9.  次に,「話者は都会にいるのですか,ふるさとにいるのですか。」と尋ねた。
     ほぼ半々に分かれる。
     理由を書かせ,発表させた。
     が,聞いているとなにやらおかしい。
     本当は最後に聞こうと思っていたが,「では,話者は都会に住んでいるのですか,ふるさとに住んでいるのですか。」と聞いてみた。何と,3分の1強の子が「ふるさとに住んでいる」と考えていた。
     簡単に解説し,再度討論へ。
     あまり深まらず終了。
     反省である…。
     

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