同時進行の向山型国語５年（教育出版）　「見学したことをもとに」

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【同時進行の向山型国語５年（教育出版）】

「見学したことをもとに」

ＴＯＳＳシグナス／札幌向山型国語研究会　　田上大輔
作成日：２００６年５月２６日
更新日：２００６年５月２６日

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【授業記録】　
　
　第　１時　　５月２３日（月）　「音読」

　新しい単元「見学したこともとに」に入る。
　問題が１つ。
　まだどこも「見学」していないのだ。（笑）
　
　しょうがないので，とりあえず全文を追い読み。
　困った。

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　第　２時　　５月２４日（火）　「作文ワーク」（反対意見文）

　見学したことをもとに書けないので，村野先生の「作文ワーク」を行う。
　この日は「反対意見文」を書いた。
　以前は反対の理由が一つの例だったが，今回は理由を複数書くもの。
　
　ステップ１は視写。
　ポイントは「待たない」こと。
　３分の１くらいの子が写し終えたら，試写した文を一斉に読ませる。
　（読んでいる間にほとんどの子が追いつく）
　全員終わっていないくても次に進む。
　
　ステップ２は文の並び替えをしたあと，視写。
　同じように待たない。
　
　ステップ３はいくつかの題材をもとに，自分で「反対意見文」を書く。
　原稿用紙を渡し，自分の好きな題材を選ばせ書かせる。
　書き方はステップ１とステップ２を見ればわかるのだ。
　できた子から持ってこさせ，高速でチェックした。
　子どもが書いた反対意見文をいくつか紹介する。
　
　
　このスポーツは，サッカーではない。
　第一に，もし，サッカーなら，ヘルメットはかぶらないはずだ。
　しかし，この人はヘルメットをかぶっている。
　第二に，もし，サッカーだったらバットを持っていないはずだ。
　しかし，この人はバットを持っている。
　だから，このスポーツはサッカーではない。
　
　
　これは日本のけしきではない。
　第一に，もし，日本のけしきだったとしたら，ピラミッドはないはずだ。
　しかし，この絵にはピラミッドがある。
　第二に，もし，日本のけしきだとしたら，さばくはないはずだ。
　しかし，この絵はさばくがある。
　だから，この絵は日本のけしきではないのである。

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　第　３時　　５月２５日（水）　「作文ワーク」（説明文）
　

　この日も作文ワークを使用。
　この単元と似た中身の「説明文を書く」をやらせる。
　　
　同じように，「待たない」をキーワードにステップ１，ステップ２に取り組んだ。
　
　ステップ３はいくつかの題材から好きなテーマを選んで書かせる。
　一番人気は「私の担任の先生」であった。
　けなす子，必要以上にゴマをする子などなかなか面白い。
　いくつかご紹介する。
　
　
　私の担任の先生，田上先生はとってもおもしろいです。
　どういうところがおもしろいのでしょうか。
　田上先生は，いつも変な顔をしているから面白いです。
　田上先生は，えなりかずきに似ているのに，自分では亀梨和也に似ているというところが面白いです。
　このように，田上先生は，えなりかずきに似ている面白い先生なのです。
　
　
　私の担任の先生は田上先生です。
　田上先生のよいところはどのくらいあるのでしょうか。
　田上先生は，やさしいです。
　田上先生は，おもしろいです。
　田上先生は，かっこいい？です。
　このように，田上先生は，良いところがたくさんあります。
　
　
　私の担任の先生は，田上先生です。
　田上先生は，どのように教育しているのでしょうか。
　田上先生は，ちょうやさしく，ていねいに勉強を教えてくれます。
　田上先生は，おこるとこわいです。だけど，その後の笑顔を見てほっとできます。
　このように，田上先生は，ちょういい教育をしています。

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