同時進行の向山型国語５年（教育出版）　「自分をアピールしよう」

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【’０６　同時進行の向山型国語５年（教育出版）】

「情報ノート」

ＴＯＳＳシグナス／札幌向山型国語研究会　　田上大輔
作成日：２００６年４月２８日
更新日：２００６年４月２８日

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【授業記録】　
　
　第　１時　　４月２４日（月）　「情報ノートをつくる」

　教科書を読み，前日の新聞記事を印刷したものを３つ配る。
　
　３つの記事の中から一番書いてみたい記事を１つ選ばせる。
　それを切り抜き，ノートに貼らせた。
　
　「日付」「どの新聞の記事か」を書くことを確認し，書かせる。
　
　最後に意見や感想を書かせて終了。

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　第　２時　　４月２７日（木）　「反対意見文を書かせる」

　また「情報ノート」ではつまらないので（笑），作文の授業をした。
　村野聡先生の「作文ワーク」を使ってである。
　この日は「反対意見を書こう①」のワークを使用。
　
　まずはステップ１「うつす」である。
　プリントを配布し，視写させる。
　６行ほどの文章なので大きな時間差はない。
　写し終えていない子もいたが，早く終わった子で声をそろえて読ませ，時間調整。
　
　続いてステップ２「なおす」である。
　まだ写し終えていない子もいたが，気にせずプリントを配布。
　反対意見の文がバラバラになっているので，正しい順序になるように番号をつけさせる。
　そして，並び替えて書き直すのだ。
　こちらも遅い子を待たずに進めていく。
　
　最後にステップ３「つくる」。
　６つのテーマから，反対意見文をつくるのだ。
　プリントには出ていないが，「田上先生はカトゥーンである」というもの洒落で付け加えてみた。（激しいブーイングが…）
　どれでもいいから１つのテーマについて書けたら持ってこさせ，チェック。
　丸をもらったら他のテーマについても書くというようにやっていった。
　
　子どもの作文をいくつか紹介する。
　
　この絵はドラえもんではない。
　もし，ドラえもんだとしたら絵のような耳はないはずだ。
　しかし，この絵には耳がある。
　だから，この絵はドラえもんではないのである。
　
　この絵はだいこんではない。
　もし，この絵がだいこんなら，葉がギザギザなはずだ。
　しかし，この絵はギザギザではない。
　だから，この絵はだいこんではない。
　
　この絵は川のけしきではない。
　もし，川のけしきならとうだいはないはずだ。
　しかしこの絵はとうだいがある。
　だから，この絵は川のけしきではない。
　
　これはひなまつりではない。
　もし，ひなまつりだとしたらおにがいないはずだ。
　しかし，これにはおにがいる。
　だから，これはひなまつりではないのである。
　
　これはフライパンではない。
　もしフライパンだとしたら底があさいはずだ。
　しかしこの絵は底がふかい。
　だからこの絵はフライパンではない。
　
　この人はどろぼうではない。
　もし，どろぼうだとしたらサンタクロースみたいなぼうしやふく，ふくろにひげはまねしたいはずだ。
　しかし，この人は笑っているしサンタクロースのかっこうをしている。
　だから，この人はどろぼうではない。
　
　先生はＫＡＴ－ＴＵＮではない。
　もし，田上先生がＫＡＴ－ＴＵＮだったら，もっと若いはずだ。
　しかし，先生は年をくっていて今年で三十さいである。
　だから，ＫＡＴ－ＴＵＮではない。
　
　田上先生はＫＡＴ－ＴＵＮではない。
　もしＫＡＴ－ＴＵＮだとしたらもっとかっこいいはずだ。
　しかし，田上先生はそれよりもっとかっこいい。
　だから，田上先生はＫＡＴ－ＴＵＮではない。

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