TOSSランド/©TWO-WAY/授業・教科/国語/5年生/インターネットランドNo,
【同時進行の向山型国語5年(教育出版)】
「日本語について調べよう」
TOSSシグナス/札幌向山型国語研究会 田上大輔
作成日:2007年5月 1日
更新日:2007年5月 2日
○授業記録 第1時へ 日本語について調べよう 第2時へ 椿原実践「ある」と「いる」の授業の追試 第3時へ 椿原実践「数え方」の授業 ページの最初に戻る |
第1時 「日本語について調べよう」 ~ 1月31日(水) |
漢字スキル14番の10問,辞書引き,暗唱から。
教科書は「日本語について考えよう」に入る。
日本語について調べて,発表するというもの。
教科書はやらないつもりだったが,テストにこの部分が出るので,簡単に扱うことに。
一度追い読みをし,起立してそれぞれ読ませる。
黒板に「一」「二」「三」「四 発表する」と書き,
発問 発表するまでに,どんな手順が必要ですか。3つ書きなさい。 |
とノートに書かせる。
教科書を写すだけ。
その中の「三 発表方法を考える」の「発表の準備」について,①~⑤までノートにまとめさせる。
以上で終了。
第2時 椿原実践「ある」と「いる」の授業の追試 ~ 2月13日(火) |
「第4回特別支援ML研修の集い」から椿原正和先生の「ある」と「いる」の授業を追試した。
発問 (「桃太郎」の話をサイトで提示) 何のお話ですか。 |
「桃太郎」である。
発問 「むかしむかしあるところに おじいさんとおばあさんが・・・」 続きを書きなさい。 |
発表させる。
「ありました」と書いた子・・・1名
「いました」・・・0名
「すんでいた」・・・4名
「おりました」・・・2名
それ以外を聞くと,「おったとさ」「おったそうな」などが出る。
「今日は,「ある」と「いる」のお勉強をいたします。」
指示 「~がある。」「鉛筆がある」「机がある」というような文を書きます。 1号車と2号車の人は,1つ書けたら持ってらっしゃい。 3号車と4号車の人は,できるだけたくさん書きます。 |
(板書したものを読ませ,復唱させる)
指示 今度は,「~がいる」という文を書きます。 |
(同様に読ませて復唱)
※書いたものをチョークで囲みながら。
発問 どういう風に使い分けているのか? ここに漢字を入れてノートに書きなさい。 |
(「□」と「□き□」とサイトで提示。物と生き物である)
セミが□□
セミの抜け殻が□□
シマウマが□□
シマウマの死体が□□
ネコが□□
ネコの置物が□□
それぞれ読ませていく。
見事にそろう。
それぞれまとめたものをもう一度読ませる。
発問 これは,どのように使い分けているのか,漢字を入れてごらんなさい。同じ漢字です。 □く □かない |
動く,動かないである。
発問 (どじょうの写真を提示) ある料理屋さんにいる,ある生き物です。何ですか? |
(どじょう)
「どじょうが□□」
(読ませる)
そうです。生きてるんです。
ところが,このお店の看板に,こう書いてある。一緒に。
どじょうあります
発問 どうして,同じ生きているものなのに,みんなが見ると,みたときには「どじょうがいる」って思うのに, お店の人は「どじょうがある」って書いたのか。 どういう使い分けをしているのか書いてごらんなさい。 |
いる=□き□
ある=□□
いるの方はすぐわかる。生き物だ。
あるの方は「食料」「料理」「食材」などがでる。どれも正解だ。
まとめて,商品,品物とした。
「ある」と「いる」の使い分けの表を提示し,解説。
最後に
指示 今日のお勉強で学んだことをノートに書きなさい。 |
と言い,書けたら持ってこさせた。
ちょっとだけ時間が余ったので,桃太郎の冒頭で,「ありました」というときもあるという話をした。
今日の勉強で言えば,「いる」になるはずである。
どうしてか?
なぞを残したまま授業を終えた。
第 3時 椿原実践 「数え方」の授業の追試 ~2月14日(水) |
椿原正和先生の「数え方の授業」の追試を行った。
発問 (ネコの画像を提示)何と数えますか。 |
一匹
発問 (牛の画像を提示)何と数えますか。 |
一頭
今日は,数え方のお勉強をします。
発問 (犬の画像を提示)何と数えますか。 |
匹
発問 (ゾウの画像を提示) |
頭
発問 (ナゾの小動物の画像を提示)何という動物ですか。 |
(いろいろ意見が出る)
「先生もわかりません。」と答える。
発問 (ナゾの小動物の画像を提示)何と数えますか。 |
匹
発問 (ナゾの大きい動物の画像を提示)何という動物ですか。 |
あっさり,マレーバクとわかってしまう…。
発問 (ナゾの大きい動物の画像を提示)何と数えますか。 |
頭
発問 匹で数える動物と頭で数える動物がいます。 どう使い分けていますか。ノートに書きなさい。 |
書けた子から持ってこさせて板書。
発表させる。
匹…小さい動物,抱ける動物
頭…大きい動物,抱けない動物 などがでる。
疑問に思うことはないかと聞くと,何を境目にしているのかという意見が出る。
そこで,
発問 ある生き物より小さい動物は匹で数え,大きい動物は頭で数えます。 ある生き物とは何ですか。 |
とノートに書かせた。
人間という子が圧倒的に多い。
「人」「人間」だ。
発問 犬は匹で数えますが,犬の中に「頭」で数えるものがあります。 どのような犬でしょうか。 |
意見を聞く。大型犬がでる。
そこで画像の提示。
盲導犬,警察犬だ。
発問 「□の役に立つ」 四角の中に漢字一字を入れて書きなさい。 |
「人の役に立つ」である。
(アイボの画像を提示) 発問 ロボット犬は何と数えると思いますか。ノートに書きなさい。 |
機,体,台が出る。それ以外はない。
1999年の朝日新聞の記事を見せる。
そこでは,台と紹介されている。
2004年にはどうなったかを聞いた。
いろいろ予想が出る。
お勉強の苦手なX君だけが「匹」と答えた。
X君だけ正解!
逆転現象!
大いに誉める。
最後に,
発問 ロボット犬を「頭」と呼ぶとしたら,どんなロボット犬ですか? |
と尋ねた。
今日の勉強をもとに,「人の役に立つ」と答える。
具体的に聞いていった。
椿原先生の授業と比べて,私の授業は温かなやりとり,誉め言葉が圧倒的に少ないと痛感。
授業VTRを見たから,歴然とした違いがよくわかる。
勉強になった。
Copyrightsc2000 TOSS(Teacher's Organization of Skill
Sharing)All rights reserved TOSS(商標登録:第4324345号)、TOSSランド(商標登録:第5027143号)) このサイト及びすべての登録コンテンツは著作権フリーではありません。 リンクについてもお問い合せください。 |