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【同時進行の向山型国語6年(教育出版)】

「ぼくの世界,きみの世界」

TOSSシグナス札幌向山型国語研究会  田上大輔
作成日:2007年7月11日
更新日:2007年7月11日


【授業記録】  

 第1時 音読練習(1) ~ 6月12日(火) 

 運動会の休み明け。
 1時間目は後片付けでそのあとの2時間目が国語。
 久しぶりの授業モード。
 どんよりするかと思ったが,1時間目のあと片づけて体を動かしたのでそれほどでもない。
 漢字の空書きで,先週練習した漢字のおさらいをする。
 そのあと漢字スキル。
 
 教科書は新しい単元「ぼくの世界,きみの世界」に入る。
 まず,形式段落に番号をふらせる。
 22まであることを事前に告げてだ。
 
 そして,音読練習。
 見開き2ページ程度追い読みをし,そのあと,その範囲を起立して1人読み。
 最後までやって,グループでの一文交替読みをする。
 
 そこで時間切れ。

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 第2時 音読練習(2)&大段落分け ~ 6月13日(水)

 列ごとに全文を交代読み。順番を変えてもう一度。

指示 この説明文を大きく4つに分けなさい。

と指示。
 書けた子にノートを持ってこさせ,板書させる。
 
 全部で5通りの意見が出た。
 
【A】
 1~ 6   7~11  12~13  14~22  

【B】
 1~ 6   7~12  12~19  20~22

【C】
 1~ 6   7~11  12~14  15~22

【D】
 1~ 6   7~13  14~19  20~22

【E】
 1~ 6   7~11  12~19  20~22

それぞれ,そのように分けた理由を考えさせ,終了。

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 第3時 大段落分け(2) ~ 6月14日(木)

 大段落わけの続き。
 5通りの意見が出たので,絞っていく。

 まずは,大段落1。
 これは,全員が「1~6」で一致。簡単に言うと「電球事件」のことだ。

 次に,最後の大段落4。
 意見を聞く。
 20~22となる。
 筆者の考え,まとめが書かれている。
 これで意見が3つに絞られる。

 最後に大段落2と3だ。
 次に消されたのが,大段落2を「7~11」とした意見だ。
 12段落の最初に「このように」という言葉がある。11と12はつながっているはずだ。

 では,大段落2は「7~12」なのか,「7~13」なのか。
 どちらか考えさせて,討論。
 こんなことだが,盛り上がった。
 最初は「7~13」派が多数。
 しかし,「13段落には「問い」がある。だから,12までだ」という意見で形勢が逆転した。
 「感覚→あまみ・痛み→まとめ」という大段落2の構造を踏まえ,大段落2は7~12ということで決着した。

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 第4時 挿絵に小見出しをつける(1) ~ 6月15日(金)

 「一人→全員→一人→全員・・・」と一文交代で読ませていく。
 読みが上手でほめる。

 この説明文には,挿絵が5つある。
 それぞれに1~5の番号を付けさせる。
 
 まず絵1。

発問 この絵は何段落から何段落のことを表していますか。

と問う。
 「1~4」ということになった。
 5,6は大人になってからの話だからだ。

発問  絵1に簡単な小見出しをつけるとしたらどうなりますか。

と書かせる。
 アバウトな要約だ。
 書けた子から,板書させる。
 評定。
 こちらもアバウト。
 加点方式。
 一番大事なキーワードは「電球事件」だ。
 これが入っていれば100点。(電球だけだと50点)
 それ以外に,「心細い」などが入っていれば,追加で50点。
 「筆者を心細くさせた電球事件」というようになる。

 絵2も同様に進める。
 チョコレートを食べている絵なので,8~10となる。
 一番大事なキーワードは「あまみ」(感覚)だ。
 それに,「感じ方が違う」というようなことが加わればさらに加点。
 「あまみの程度の感じ方は同じなのか」というようになる。
 あくまでアバウト。
 
 絵3。
 これが難解!
 考えさせたところで時間終了。

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 第5時 挿絵に小見出しをつける(2) ~ 6月18日(月)

 挿絵に小見出しをつける続き。
 
 絵3。
 難解。
 12だけという子と,12と13という子に分かれる。
 ここで決着をつけず,それぞれに小見出しを付けさせる。

 12と13の方は,「自分が感じていることと,他の人の感じていることが同じである保証はない」という感じになる。

 13だけの方は,「一人一人」「理解し合えない」がキーワードになる。
 「人は,一人一人別々の心をかかえ,永遠に理解し合えないのか」というようになる。
 
 あくまでアバウト。
 こうしてみると,13だけという方が妥当だ。
 
 絵4。
 これは簡単。
 15~17だ。(18まで入れるという意見もあった)
 キーワードは「言葉のキャッチボール」
 これだけでもよい。
 さらに付け足すとしたら,「気持ちがわかる」だろうか。
 「言葉のキャッチボールで,お互いの気持ちをわかっていく」というようになる。
 
 絵5。
 これも難解。
 意味不明。
 22だけ,21~22,20~22,19~22,該当なしという5つの意見が出る。
 19,20は関係ないので,20~22と19~22という意見が,まず,つぶされる。
 該当なしということもないだろう。
 22だけか,21~22か。
 ここで終了。

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 これ以降の授業

 諸般の事情があり,これ以降の授業について記録していません。すみません。
 この,小見出しをつけるものを終わらせ,指示語を扱いました。
 この指示語も,ややこしかったです。
 最後には,手引きにある「れる」「られる」も扱いました。

 不明の点があれば,ご連絡ください。

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