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【参観日の向山型国語授業メニュー】 

「口に2画足してできる漢字」~漢字辞典の引き方にて

TOSSシグナス札幌向山型国語研究会  田上大輔
作成日:2007年4月29日
更新日:2007年4月29日

【授業記録】  2005年10月17日

 子どもを熱中させるには向山実践の追試が一番である。

 読み先習フラッシュカードの後,先習練習した漢字の復習。
 5つあるうち,空書きを4つさせ,残る一つは起立させお隣同士テストをし合格したら座らせた。
 その後,漢字スキル9番の右ページ。
 次に,漢字辞典。
 先習の復習を兼ねて,教科書の問題からいつもの辞書引きのように出題する。
 最初の三つは,こちらの指定する索引で引かせ,残りの五つは自分のやりやすいやり方で引かせた。 

 この日のメインは,有名な「口に2画足してできる漢字」の追試。
 といっても,クラスの子たちは昨年この授業をしたことがあるということなので,若干やり方を修正して行なった。 

 まず,「田」を例にやり方を説明し,班ごとに探させた。
 個人個人ではどうしてもついてこられない子がいるからである。
 5分ほど時間をとり,辞書など一切見せずに自力でやらせた。一番多い班で14個くらい見つけていた。

 次に,辞書など何を見てもいいから探させた。また,書けていても読み方のわからない漢字の読み方も調べさせた。
 こちらも5分ほど時間をとる。
 なかなか進まない班には,「口は3画だから,2画を足して5画の漢字を総画索引で探すといい。」という技をこっそり伝授したが,ほとんどの班がすでにこのやり方で探していたようだ。 

 最後に班ごとに見つけた漢字を全て板書させた。
 
 
  
 間違っている字,「戸」のように2画とは認められないものを検討した。

 結果,5班が26個を見つけ,優勝!
 見つけた漢字は,「田」「由」「四」「白」「兄」「旧」「古」「申」「占」「因」「句」「只」「号」「台」「右」「史」「石」「召」「加」「叱」「目」「旦」「甲」「司」だった。

 以上の授業記録は,すでに「口に2画足してできる漢字」の授業をしたことがあった子どもへのものです。
 通常は,以下のように授業します。   

【通常バージョンの授業】

 「□」と板書し、次のように問う。

発問 □に二画を付け加えて漢字を作りなさい。十五以上作りなさい。

 子どもの実態に合わせて,「○個かけたら△年生。」というように言うのも有効である。
 これは、できる子とできない子がはっきり分れる。そこで、個人で漢字を作らせたあと、班ごとにまとめさせ、班ごとに発表させる。一順目、二順目…と各班が一つずつ板書していくのだ。
 子どもから「漢字辞典を見てもいいか。」という質問があるだろう。最初は見させずに挑戦させた方がいい。(新しいものが出なくなったら見せてもかまわない)
 なお、答えには「右・石・台・田・目・白・囚・古・旦・占・申・号・旧・由・兄・句・加・叶・四・只・甲・可・史・叱・召・叩・叭・叺・叨・叮・司」などがある。

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