「サークル通信」第6号 2002.7.19(松村)

 

 第5回目の例会。
 参加者は 田上先生、赤塚先生、坂本先生、堀部先生、千葉先生、松村。
 開始時刻が遅れるも、じっくりレポートを読み合わせることができてよかった。また、開始時に間に合わなくとも駆けつけてくれる熱意が心強い。千葉先生、堀部先生、室蘭から足を運んでいただきありがとうございます!

1.レポート検討

出されたレポート類は全部で以下の8つ

(1).向山型国語教え方教室原稿(田上)
(2).TOSSヤング修業道場「TOSSと出会いサークルに入る」(田上)
(3).学級通信「シグナス」No30〜No40(田上)
(4).「水の体積」の授業報告(赤塚)
(5).女教師ツーウェイ原稿(松村)
(6).TOSSヤング修業道場「TOSSと出会いサークルに入る」(松村)
(7).TOSSヤング修業道場「向山型算数のドラマ」(堀部)
(8).学級懇談会資料(坂本)

(1) あかねこ漢字スキルをただ使用するだけで、子どもたちができるようになるわけではない。それを使いこなし、指導の『詰め』を行うことで『子どもの事実』がつくられるということが、ひしひしと伝わってくる。まさに「腹のそこからの実感!」である。

(2) 法則化と出会い、学び、サークルを立ち上げるまでのドラマ。(6)の松村のレポートとリンクしていておもしろい。そういうわけだったのか…。

(3) 毎回テストの平均点を通信で報告しているとのこと。「小数と整数のかけ算・わり算」の平均点がちょっとした話題に。向山型算数と問題解決学習の差は10点ほどあるらしい(テストの内容が違うので実質的にはもっとあるかな)。

(4) 授業中の私語や手紙回しなどが横行する学級でおこなった授業。一時に一事を心がけ、細かな作業指示とスモールステップで子どもたちもきちんと取り組んでいたとのこと。「最初からTOSSを知っているなんてうらやましい。」と毎度言われている今年1年目の赤塚先生。めきめきと腕を上げてきています。

(5) 親からのクレームにどう対応したかというもの。実は一時期電話に出るのがこわかったことがあった。

(6) 法則化との出会いは教育実習だった。第一日目に言われた言葉は、向山先生が教育実習生を預かったときに言った言葉と同じだということがわかった。向山洋一著 「教師修行十年 プロ教師への道 」P98 (明治図書)

(7) 毎回例会で模擬授業をする堀部先生の修行の様子がよくわかる。「最低でも月2回の模擬授業」という決意がすごい。

(8) 早速その場で「模擬懇談会」。こんな時、何と言いますか?1子どもが台所でお皿を運ぶお手伝いをしてくれました。2プリントの宿題が2枚あります。1枚仕上げたところで、遊び始めた子どもに… などなど。模範解答にうなだれる場面も。

 

2.模擬授業(各3分間)

休憩後3名が模擬授業。

模擬授業は,
(1)「三角形」(堀部)
(2)「付け足し言葉」(松村)
(3)「わり算の暗算」(赤塚)

(1) 堀部先生 「4年算数 三角形」

 三角形の仲間分け。正三角形の仲間から見つけていく。説明がなく、言葉も削られている。レポートにもあるとおり月2回の模擬授業、頭が下がります。

(2) 松村 「付け足し言葉」

 札幌で行われた教え方教室での向山先生の追試。お気に入りの一文に○をつけ、たけのこ読みで読んでいくというもの。

(3) 赤塚先生 「4年算数 わり算の暗算」

 基本形を黒板に書き、写させるまではスムーズだったが、どのように読ませるかで止まってしまった。数の操作だけに終わらせるのではなく、なぜそうなるかというところをおさえることも大事。

 

3.アフター

 例会終了後ヴィクトリアへ。
○田上先生からの演習問題「小学校一年算数最初のテストの作り方」
○赤塚先生の共通課題に挑戦(模擬授業)「重なりに目をつけて」(向山型算数に挑戦□34より)
が行われる。例会より長い時間をヴィクトリアで過ごした。
 向山先生がいらっしゃったらどうする…?となんだかドキドキする場面。今月中にレポートを仕上げて、ヤング道場 in ESCAPEに参加しよう!(勝手に命名)
 

 次回例会は、8月16日(金)を予定。参加希望の方は、田上までメールを下さい。

 

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