「サークル通信」第11号   2002.11.15(松村)

 

 参加者は,荒井先生,赤塚先生,工藤先生,荒木先生,田上先生,初参加の,大平先生,藤田先生の計8名。大平先生は、赤塚先生と同期で新卒の先生。もはやTOSSに出会うとは、うらやましい…。藤田先生は泉野小の先生。明徳小コンビには及びませんが、じわじわと広がっていくのを感じています。

1.レポート検討

(1)校内授業研のまとめ(荒井)
(2)朝の会で BIG NEWS(松村)
(3)学級通信「GROWING UP」No1〜4(赤塚)
(4)学級通信「シグナス」No72〜80(田上)
(5)理科原稿5本(田上)
(6)学級通信「みーつけた2」(荒木)
(7)声に出して読みたい日本語(荒木)

(1)研究授業の後にとったアンケートのようなものの集約。項目は別海中央小学校のものと同じとのこと。紙上で繰り広げられる論戦がおもしろい。さすが。

(2)市教研での発表と同じもの。新聞を読む(見る)というNIEの第一歩についてはクリアしているように思うが、今後どういった形で展開していくかが課題。

(3)自分の学級を持っての初学級通信。どこかで聞いたことのあるようなフレーズがちりばめられているが、それでも、赤塚先生の思いが伝わってくる。

(4)『跳び箱が跳べた!!』このドラマが胸をあつくする。(余談ですが…この通信を読んで、うちのクラスもこんなドラマをとひそかに胸ときめかせていたのだが、なんとわがクラスは始めからみんな跳べた。それまでの指導がよかったのだろう。)

(5)『形』になるのが楽しみ。

(6)百マス計算について。回数、行う時間帯、グレーゾーンの子への効果の有無など、考えさせられることばかり。

(7)やはり暗唱は子どもが夢中になる。『声に出して読みたい日本語』のパロディ劇は面白い。ぜひ台本を。

 

2.共通課題に挑戦

 向山型算数教え方教室11月号の「向山型算数に挑戦38」
 挑戦者は、荒木先生、田上先生。2人とも左側の九九の表をうめるところから始まる。ここはやはり『九九表』がほしいところ。
 この九九の表をうめること、「かける数が1増えると答えはかけられる数だけ増える」ことどちらに重きをおくのか。今回の模擬授業では見えてこなかった。

後日談:北海道セミナーで木村重夫先生によるこの授業を見る。なるほど、というほかない。変化のある繰り返し、点でなく線で教えていく…わかりやすかった。向山先生の解はいかに!?

 

3.模擬授業

(1)寿限無(荒木先生)
(2)アジア・太平洋に広がる戦争(荒井先生)
(3)短歌「それとなく紅き花みな友にゆづりそむきて泣きて忘れ草つむ」(田上先生)

(1)「寿限無寿限無〜」の部分を最初普通の名前(今回は「のりゆき」)にして読むというのはおもしろい。が、5分間で一度も「寿限無寿限無〜」を子ども役が読まないのは、この教材のおもしろさが半減してしまうのでは。

(2)一字読解風社会科。そういう教科書の読み方もあったのかとなるほど。

(3)字面を読むだけでは決してわからないその背景が、教師の発問によって考えさせられ見えてくる、その感動を味わえた。大人の歌。

 

4.アフター

 赤塚先生の学級の様子を聞く。給食時の廊下での立ち歩きがなくなったとのこと(そのことを田上先生にほめられたのが嬉しかった様子)。そういった小さな事実の一つ一つの積み重ねが大事なんだろうなと思う。赤塚先生の話を聞くと、いつも自分も新鮮な気持ちになれる。
 それにしても問題解決学習はひどい。

 

 次回例会は、1月11日(土)を予定。参加希望の方は、田上までメールを下さい。

 

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