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サークル通信第20号

TOSSシグナス田上 大輔
作成日:2003年6月13日

 運動会間近にもかかわらず,たくさんの参加者がありました。
 参加者は,赤塚,荒井,荒木,岡崎,佐藤(克),松村,工藤,千葉,田上の計9名でした。

1.向山学級通信「ランダム」読み合わせ

 別れの演出,夏休みに気をつけてもらいたいこと,暑中見舞いのマナー,夏休み行事の持ち込みバイキング,宝物のような向山実践が垣間見える。

2.共通課題に挑戦!

 この日の共通課題は,『向山型算数教え方教室5月号』の指定教材,「千」。
 3分間の教材研究の後,模擬授業をする。
 今回は簡単そうで難しく,みな二の足を踏んでいた。
 挑戦者は,荒井,荒木,佐藤,赤塚,田上。赤塚,田上はこの日届いた解答を見てしまったので,後回しに。
 ビジュアル面で子どもに分かりやすく指導しなければついて来れない子が多そう。
 問題の扱う順序,「1000より1小さい数」をどのように指導するか,検討した。

3.模擬授業

(1)3年算数「10倍の数,10でわった数」(赤塚)
(2)国語「春のうた」(荒井)
(3)4年国語「やい,とかげ」(佐藤)
(4)国語「私は」(田上)
(5)国語「スイッチョ」(千葉)

  1. 久しぶりにボロボロの授業。指示・発問が分かりにくく,混乱してしまった。教科書自体も分かりにくく,それを補うものが必要。
  2. 以前,札幌向山型国語研究会で見たものより,すっきりまとまっていた。たくさんの意見に対してどう束ねるか。絵を描かせるとき,着目させたいところにもっと限定させて書かせたほうが,詩の構造が明らかになる。
  3. サークル参加2回目にして初の模擬授業。その気概が素晴らしい。一字読解の授業だったが,誤解している面が多かった。「簡単な問題をリズム・テンポよく出していく」「余計な言葉を削る」といったことが必要。
  4. 分析批評初心者MLでの学びから,自分で指示・発問を組み立てた授業。難しすぎるという意見。私の解に納得いかない参加者が多かった。5分の模擬授業の組み立てがひどかったのだ。
  5. 有名な向山実践の追試。できない子,おとなしい子が正解するという逆転現象。あっと驚く結末。向山実践の素晴らしさとそれを忠実に追試できる千葉先生の力量に驚く。

4.レポート検討

私の時間配分がまずく,荒木先生のレポートしか検討できなかった。反省…。

(1)学級通信「ドリーム」No24〜31 (赤塚・B4〜8枚)
(2)学級通信「シグナス」No161〜178 (田上・B4〜18枚)
(3)学級通信「七転び八起き」No29,38 (荒井・B4〜表裏1枚)
(4)学級通信「スマイル」No9〜13 (松村・B4〜5枚)
(5)「百マス計算を検証する」 (荒木・A4〜7枚)
(6)学級通信「ターゲット」No17〜29 (千葉・B4〜13枚)

  1. 松岡先生の係活動導入の追試。これはぜひホームページにアップしてもらいたい。
  2. 子どもの日記の文章が,私の学級通信の文章に似てきている。ということは担任の文章力がアップすれば子どもの文章力もアップする?
  3. わり算の指導の場面。正しい手順の紹介。これを学びたいのなら,東京教育技術研究所より発売されている,教育技術学会での向山先生の授業ビデオを見るべし。
  4. 松村先生の子どものことをいとおしむ気持ちがにじみ出ている通信。子供達は幸せです。
  5. 複式学級の2名の子供達に百マス計算を行っていた荒木先生。詳しいデータをもとに,百マス計算の効果,功罪を検証する素晴らしいレポート。かけ算についてはある程度の効果があるが,たし算,ひき算では,できない子にとってはほとんど効果があがっていないのがグラフで一目瞭然だ。普段の授業にも影響を及ぼしている。いずれ荒木先生がホームページにアップしてくれることと思うので,詳しくはそちらをご覧いただきたい。
  6. 千葉学級の授業の様子が手に取るように分かる通信。初期の作文指導をどう行っているか大変参考になる。

5.アフター

 アフターは,いつものファミレス。運動会の練習時間,教材獲得の話,千葉先生「実物資料集」落札の自慢話,荒井先生の「カブトムシ事件」など教育の話で盛り上がった

 次回例会は7月4日(金),19:00から苫小牧文化会館にて行う予定。(変更の可能性あり)

 TOSSシグナスに参加を希望される先生は,田上までメールを。お待ちしています!

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